女郎のように扱われる女の子達
私のホームページに、次のようなメールが入った。
騙される女の子達
名古屋に「借金で縛って働かせるヘルスがあります」
そこで相手した女の子から「sosを出されてしまいました」
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私は、このメールを読んで愕然とした。
未成年の女の子のこのような内容の相談を断った弁護士がいたということに。
今、日本では「至るところ正義の喪失」がある。
警察に相談しても、相談にのってもらえなかったという相談と同時に、弁護士に相談しても、相談にのってもらえなかったという相談も多い。
勿論、弁護士は個人企業で、その多くは、まさに零細企業だから、自分が取り扱っていない種類の事件や、複雑で手間隙ばかりかかりそうな事件は敬遠したい。
しかし、組織的な「悪」の被害にあっているのではないかと伺われるような相談がきた場合には、弁護士ではなく、弁護士会がそれに対処する方法が幾らでもある。この事件なら、正に、「民事暴力介入対策委員会」が取り上げるのに最も適した事件ではないか。
又、ヤミ金ということになれば、それは、消費者委員会という組織がある。女郎のような労働に未成年の女の子が従事させられているということなら、人権擁護委員会の問題かもわからない。
名古屋弁護士会には、800名以上の弁護士がいる。このような相談は、絶対に断らないようにしてほしい。
そして、北海道の片隅の弁護士に相談がくるなどのことがないようにしてほしい。弁護士が相談にのってくれなかったから、ということで、後日、大きな事件にならないようにしてほしい。後悔先に立たず。弁護士法第一条は、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会的正義を実現することを使命とする」と定めている。
弁護士だけは「正義を見失ってほしくない」
尚、この相談については、このメールを読んですぐ、知り合いの名古屋の弁護士に相談にのってもらうようお願いして、快く相談にのってもらうことになった。