nami-ic4.gifALISAの沖縄一口メモnami-ic4.gif

沖縄ひとくちメモ・その11(2000/1/13)

沖縄の人は、前に地名の所で書いたように「音読み」が得意です。

必ず、「村」は「そん」、「町」は「まち」です。

地元の人と話をしていて気がついたのですが、逆に「訓読み」が大変苦手です。本土出身の「景昭」さん、という方がいたのですが、「何と読むのですか」と聞くのです。我々なら「かげあき」とすぐわかるのですが、沖縄なら「けいしょう」さんだ、と言うのです。確かにこちらの男の人の名前は、音読みのものが多いです。

 私が、ひっくり返りそうになったのは、「あなたは、なんねんせい、ですか」と聞かれた時です。とっさに漢字に置き換えて、「何年生、ああ、こっちの人は、音読みをするから、何年生まれってことか」とわかったから「昭和○○年」と答えたのでした。

沖縄ひとくちメモ・その10(2000/1/10)

 ◎ムーチーの日の話・・・今日1月14日は、旧暦の12月8日にあたり、「ムーチー」と呼ばれ、各家庭ではサンニン(月桃・げっとう)の葉に餅を包み、仏壇に供え子供の健康や成長を願う習わしがあります。(もちろん供えたあとは食べます。)

 月桃は、沖縄ではどのうちの庭にもあり、大変美しい(巨大なすずらんって感じ)白く先端がピンクがかった花を咲かせます。葉は、大きな笹の葉のような形で、この時期どこのスーパーでも「ムーチーカーサ」の名で売られています。葉は紙に加工する事が出来、名刺やはがきの紙、また、最近では防虫効果があるとかで、壁紙にする会社もあるようです。

 ムーチーは、もち米かもち粉から餅をつくり、紅イモ粉で紫色にすることが多く、ムーチーカーサに包み、蒸します。蒸すと月桃の葉は、たいへん独特な香りをはなち、そのかおりを餅に移して味わう訳です。ただ、この香りは好き嫌いが多く、うちの子供たちは、PTA行事などで学校中がこの香りに包まれると「地獄だ」と言っていました。

沖縄ひとくちメモ・その9(8/9)

沖縄の3大綱引きは、那覇、糸満、与那原で、綱引き発祥の地と言われる与那原町に私は住んでいます。

綱引きと言っても、運動会とかでやっている細い一本綱とは違い、雄綱と雌綱の先が輪になっているものを毎 年ワラから編み上げて作り、太さは一番太い部分で、大人のふたかかえ程もあり、輪の部分を合わせて、一本 のカヌチ棒というものを差し込んだ瞬間に東西で引き合う。あまりにも太いので、つなからムカデのように細い綱が出ていて、それを引っ張ります。東西で作った綱は地面の上に置かず、さらに歴史上の人物に扮した若者を5人綱の上に乗せて、かついで入場します。引っ張り終わった綱のワラは皆家に持って帰って幸福のお守りとします。

沖縄一口メモ・その8〔6/23〕

<ウチナーグチ・沖縄言葉のはなし>
沖縄の言葉というのは、由緒正しき日本語の古語をルーツにもつそうです。すでに日本語では、死語となった古語をそのまま残しているものがたくさんあるらしい。
●「めんそーれー」(いらっしゃいませ)は、「参り候らえ」が変化した言葉。
●「ちゅらかーぎー」(美人)は、古語の「清らかげ」が変化したもの。(だから、沖縄の美人は中身もきれいじゃないとなれない)
発音にも法則があり、日本語の母音が、「あいうえお」なのに対して、ウチナーグチは「アイウイウ」の3母音なんだそうです。
●「雨」は「アミ」、「心」は「ククル」となる。
若い人でも、良く使うウチナーグチの代表は、
●「でぇーじ」(とても、たいへん)です。
「でぇーじ、すごい」と来て半年で、長男はさけんでいました。本土では、あまり聞かれなくなった言葉では、「上等」があります。「このアパートは上等だ」という使い方をします。

沖縄一口メモ・その7〔5/26〕

・・・ゴーヤーチャンプルーの話・・・

最近では、よく本土でもみかけるようになった「ゴーヤー」。言わずと知れた「にがうり」で、あの苦さが夏を乗り切る秘訣だそうです。
 「チャンプルー」というのは、「まぜこぜ」の意味で、他に代表的なチャンプルー料理としては、「フーチャンプルー」「豆腐チャンプルー」があり、そうめんを入れる「ソーミンチャンプルー」もあります。基本は、たまごとポークのハムで、それと中心となるゴーヤーならゴーヤーが入り、他は、その家の好みで他の具が入った炒め物となります。「フー・・」は、あのおつゆに入る「ふ」ですが、こちらのは、チャンプルー用の「島ブー」と呼ばれる硬くて大きなものです。「豆腐・・」の豆腐も「島豆腐」と呼ばれる木綿豆腐より硬い 豆腐をくずして使います。
  前、皆さんから質問が多かったゴーヤーバーガーというのは、長男に言わせると、ゴーヤーチャンプルーをバーガーのバンズにはさんだものらしいです。沖縄に来たら、JEFという地元のハンバーガー屋さんに行ってみて下さい。ゴーヤーバーガーが食べられます。
 ゴーヤーの他に、やおやで目を引くのは、「へちま」と「青い(若い)パパイヤ」です。食用のへちまは、く せが無く大変食べやすいものです。パパイヤは、若いうちは野菜としてうすくスライスしていためて食べるそうです。
 沖縄では、驚くほどポークの缶詰が多く、そのほとんどがチャンプルー用で、箱で売っています。最近では、シーチキンも人気があり、皆、箱買いをしています。(沖縄のスーパーでは、業務用の巨大な大袋、大ビン、大箱が当たり前のように売っています。なぜかは、わかりませんが、台風用の買いだめの習慣かしら、と勝手に思っています。)
  沖縄の食堂では、「ゴーヤーチャンプルー」と書いてあったら、決して他にご飯とみそ汁を注文しては、いけません。必ず、おかずものは、定食です。ご飯2つとみそ汁2つを食べるはめになります。
「ぜんざい」と書いてあったら、「こおりぜんざい」のことです。

沖縄一口メモ・その6〔5/11〕
A 地名・人名の話で盛り上がったので、沖縄の人名に関する笑い話。
 
 沖縄の高速道路で、本土から来て間もない警察官が1台の車を速度違反で止めました。
       「運転している人、名前は?」
       「うんてんです。(運天)」
       「隣は?」
       「とな(ま)りです。(渡真利)」
       「後ろの女性は?」
       「おんなです。(恩納)」
       「横のお仲間は?」
       「なかまです。(仲真)」
    警察官は、「ふざけるなあ」と怒り出したとさ。
  来年のサミットで、本当にこういう事が起こるかもね。応援の警察官がたくさん来るそうだから。

沖縄クイズ解答です。問題は沖縄一口メモ・その4をご覧下さい

・・解答編・・

地名  1 南風原(町)・・・はえばるちょう
    (原は「ばる」と読みます。九州でも多いです。)
    2 今帰仁(村)・・・なきじんそん
    
(個人的には、これが難読・横綱だと思います。)
    3 読谷(村)・・・・よみたんそん
    4 東風平(町)・・・こちんだちょう
    (確かに「東風」は、「こち」ですけどねえ)
    5 金武(町)・・・・きんちょう
    
(「武」は、「ん」と読む事が多いようです。
    
沖縄本島最南端は、喜屋武岬(きゃんみさき)
    
です。 ただし、奥武島は、「おうじま」。)

    
人名  1 津波・・・・つは
    
(次男の昨年度の担任の名前です。自己紹介が
    
なければ、私は、「つなみせんせい」と呼ぶ
    
ところでした。津波古(つはこ)も多いです)
    
2 辺土名・・・へんとな
    
(国頭村(くにがみそん)にこの地名があります。
    
沖縄本島の最北端、辺戸岬は「へどみさき」)
    
3 粟国・・・・あぐに
    
(島名にあります。粟国の塩は有名)
    
4 瑞慶覧・・・ずけらん
    
5 運天・・・・うんてん

以上です。皆さんは、何問正解でしたか?
仕方がないので、賞品のハイチュウは、ぽんしいに送ります。
味わいたい人は、ぽんしいのお子が食べてしまう前にもらってね。


沖縄一口メモ・その5〔5/7〕

沖縄の文房具屋には、「沖縄絵の具」というのが、売ってます。乾きにくいのかしら。今度、子供の担任に聞いてみます。

 5月8日は、「ゴーヤーの日」です。 今日の学校の給食メニューは、「ゴーヤーバーガー」でした。

  今日、はじめて、1000mlの牛乳をみつけました。本土系のメーカーでした。


沖縄一口メモ・その4〔4/30〕

北海道も真っ青の地名、人名のお話。

基本編 

「町」「村」は、必ず「ちょう」「そん」と読む。大宜味村は「おおぎみそん」で「おおぎみむら」とは読まない)「城」は、地名では「ぐすく」、人名では「しろ」と読む。(玉城村は「たまぐすくそん」で、玉城さんは「たましろさん」。でも金城さんは、「きんじょうさん」が多い)

応用編  

地名         人名 

1 南風原(町)   1 津波

2 今帰仁(村)   2 辺土名

3 読谷(村)    3 粟国(島名にある)

4 東風平(町)   4 瑞慶覧

5 金武(町)    5 運天


ALISAより「先着5名様に、沖縄限定パイン味ハイチュウを送らせて頂きます」とのこと。答えはメールかぽんがめの掲示板に書いてください。でも住所はメールでALISAにをおくってねー。

締め切りは「10日」の解答発表までに送ってくださった方であればいいそうです。

沖縄一口メモ・その3〔4/26〕

 今の時期、ベランダは、「やすで」でいっぱい。ゲジゲジみたいなものかな。どちらも北海道では、縁の無いもの。想像してみて下さい。白い外かべに何十匹もの や・す・で「やすで」の大きさ・・・まだ出始めなのか、5センチぐらいです。

 蚊の話・・・蚊と言えば、日本脳炎。平成7年の予防接種の法律の改正で、たぶん北の方でも日本脳炎の予防接種をするようになったと思うけど、青森で育った小6の長男は、もう東京でもここでもフォローが大変!ちなみに沖縄では、昔は毎年、予防接種してたそうです。

 ムカデの話・・・横須賀にいた時、(わが家は転勤族)ダンナが、ふとんの中で二度もかまれました。大人の男が泣く程の痛みのようです。必ず、ムカデは夫婦でいるからもう一匹いると近所の人が言っていたので、夜中にふとんをあげて大騒ぎ。いなかったけど・・・。ちなみに治療法は、副腎皮質ホルモンの軟膏です。

沖縄一口メモ・その2〔4/25〕

  沖縄の牛乳は、全部、946mlです。全メーカー同じなので、比べるものが無く違和感はありません。(私見・調べると1ガロンの4分の1がだいたい946mlなので、アメリカ統治時代のなごりなんでしょうかね。)

沖縄一口メモ・その1〔4/22〕

 先程、あまり開けない窓を掃除のため開けたら、アミ戸にヤモリがいて、目が合ってしまい、見なかった事にして、窓をしめました。もちろん掃除は中止。巨大ゴキブリは、飛んでるし、子供が外に遊びに行く時は、草が深い所は、入っちゃだめよ、ハブがいるからって注意しなければならない。私、個人的にヤブこぎ大好きなんだけど、沖縄では、絶対だめ。沖縄ひとくちメモでした。連載しようかな。