(C)TWO-WAY/学級経営/中学校/合唱コンクール

染谷幸二・学級経営のページ17

合唱コンクール練習初日にすること

 
 私は合唱に限らず集団を動かす場合、必ず2つのことをします。
 1つ目は、目標の確認です。
 本校の合唱コンクールならば、金賞を目指すのか、入賞を目指すのか、参加するだけなのか・・・。
 まずは、学級全体に問います。
 学級の中心となる生徒は「金賞を狙いたい」と必ず言います。
 でも、これは一部の生徒の発言でしかありません。
 この目標を学級全体に認識させなければなりません。
 後になって、「俺は知らない」「私は違った」という生徒が出ないためです。
 私は「《金賞を狙いたい》という目標に反対の人はいますか?」と聞きます。
 わざと「反対の人はいますか?」と聞きます。
 「《金賞を狙いたい》という目標でいいですか?」とは、絶対に聞きません。
 こう聞くと、何も考えず「ダメでーす」という生徒が必ずいるからです。
 口ではなく、挙手させます。
 もし手が上がれば、「なぜ、反対なんですか?」と理由を聞きます。
 いきなり聞くと、即答できないものです。
 すぐに「理由がないんだったら、手を挙げる必要はありません」と言います。
 やる気のある生徒の味方になるのです。
 こうして目標が確認できたら、その後の指導はとても楽になります。
 何かトラブルが発生すれば、「あの時、反対だった人はいなかったはずです」と言えばいいのですから。

 2つ目は、具体的なイメージを持たせることです。
 前年度の合唱コンクールのビデオを見せます。
 金賞受賞のクラスは、何度も見せます。
 どうすればいい合唱になるのか?
 生徒にイメージさせるのです。
 声だけではなく、口の開け方、立ち方、表情にも注目させます。
 そうすれば、生徒は動き出します。
 教師はあまり口を出さなくても、練習が進みます。
 たるんだときに、「こんな合唱で金賞が取れるんですか?」と言えばいいのですから、5秒の指導ですみます。
 そして、再びビデオを見せて生徒自身にチエックさせるのです。

 私も歌は全くといっていいほど、指導できません。
 歌唱指導は音楽の得意な生徒に任せます。
 その生徒が気持ちよく指導できるように、私は見守ります。
 場づくりに専念します。
 俗的な言い方をすれば、はずれそうな生徒を監視します。
 ですから、練習場所には必ずいます。
 担任がその場にいるかいないかでは、生徒の気持ちが違います。
 良ければ褒めてあげればいいのです。
 悪ければ目標を再確認してあげればいいのです。


  

     ただいま幸二中TOPへ戻る  

メール 学級経営TOP