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染谷幸二・学級経営のページ34

ゲームで楽しく生徒の心に届けよう
〜みんなが輝く「学級のめあて」を創る〜
 白紙のプリントを配った。
 「何をするのですか?」という質問に、私は「ゲームです」と笑顔で答えた。
 1分間計ります。形容詞を出来るだけたくさん書きなさい。
 「スタート」という合図で、生徒はプリントに書き始めた。
 始業式後、最初の学活である。
 1分後、列指名で発表させた。私はすべてを板書した。
 赤い・固い・臭い・高い・低いなど、32個の形容詞が並んだ。
 私は、次のように黒板に大きく書いた。
 『(      )方へ』
   進級し、クラス替えがありました。
   このメンバーで、卒業までの2年間を過ごします。
   出来ることなら、先生はみなさんを卒業まで担任したいと思っています。
   そこで、先生の願いを込めて『学級の目標』を決めました。
   (   )には、みなさんが発表してくれた形容詞が入ります。
   (   )の中に、みなさんが出した形容詞を入れて読んでいきましょう。

 全員で、読んでいった。
 「赤い方(ほう)へ」「固い方へ」…。
 「臭い方へ」のところで、教室中が大爆笑となった。
 元気のいい良太が「『臭い方へ』は、先生の願いじゃないよね」と発言した。
 これでまた、学級が明るくなった。
 最後まで、全員で読み上げた後、聞いた。
   この中で、「絶対に『学級の目標』ではない」という形容詞はどれですか。
 「臭い」「暗い」「悪い」などがあがった。
 では、「これこそ『学級の目標』にふさわしい」という形容詞はどれですか。
 「楽しい」「正しい」「明るい」「面白い」など、8個があがった。
    先生が決めた『学級の目標』が、この中にあります。
    どれだと思いますか。
    1個選んでください。考える時間は1分です。

 1分後、理由を言える生徒4人に発表してもらった。
 「学級は明るくなければイジメなどの問題が起きてしまうので、『明るい』がふさわしいと思います」と、沙也加が答えた。
 「1年生の時、先生は『何事も楽しいのが1番』といつも授業で言っていたので、『楽しい』だと思います」と清志が答えた。
     正解は、これから配る学級通信を見ればわかります。
 私は、学級通信の第1号を配った。
 「『明るい方へ』だ。学級通信の題名だもん!」と、直紀が大きな声で叫んだ。
 「正解です」と私が言うと、大きな拍手が起きた。
     先生は、みなさんと一緒に「明るい学級」を作っていくつもりです。
   だから、学級目標を『明るい方へ』にしました。
   このめあてをいつも心に刻んでいて欲しいと思い、学級通信のタイトルも『明るい方へ』としました。

 学級通信は、ほぼ毎日発行している。
 卒業までの毎日、全員の目に『明るい方へ』という学級目標が触れることになる。


  

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