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染谷幸二(TOSSオホーツク中学)
4月、バレーボール元日本代表である三屋裕子さんの『求めてばかりいないで』というエッセーを使って授業をする。「友達」について新しい視点を与えるのがその目的である。授業後は、その様子を学級通信で紹介する、週1時間の「道徳」はさまざまな指導を束ねる時間である。学級の方針、教師の願いを保護者に伝えるために有効な方法である。
中学生になると、さまざまな悩みを抱えます。
その中で最も多いのは、友達に関わる悩みです。
中学生という時期は、親から離れて友達との関係を重要視する時期でもあります。学校であったこと、友達と話した内容など、何でも親に話していた小学生の頃と違って、友達との秘密を親の言葉以上に大切にする時期でもあります。
友達との関係を最優先しながらも、そこは中学生です。円滑な人間関係を築く力は、まだ十分には育っていません。ちょっとした行き違いや誤解からトラブルに発展してしまうことがあります。
そのトラブルを未然に防ぐヒントを、三屋さんの『求めてばかりいないで』(道徳副読本収録、出典は『PHP』)は文章の中でズバリ!指摘しています。
それは冒頭の一文です。
いい友達がほしかったら、いい友達になりなさい。
自分の思い通りに物事が進まないとき、その原因を自分以外に求めてしまう場合があります。友達関係も同じです。 相手に何かを求めるならば、それ以上のことを相手にしてあげなさい。
相手に「10」してほしかったら、あなたが「20」してあげることです。
それぐらいの気持ちがあって、ちょうどいい関係が作れるのです。