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染谷幸二の「総合的な学習」のページ1   

総合的な学習の必要性を伝える授業
 
「総合的な学習」は《21世紀を生きぬく力》を身につけるための学習である。
「何でもあり」といった曖昧な考えを持って取り組むことは犯罪的行為である。
  中学生は「なぜ、これを学ぶのか」を説明すれば納得して学習する。まさしく、趣意説明の原則そのものである。
  現在、本校では「福祉」「環境」「国際理解」の授業を各3時間ずつ実施した。当然ながら、生徒には大好評である。
  以下、「総合的な学習」最初の授業(ガイダンス)を紹介する。
 
  「21世紀は〇〇社会になる」と板書する。
 発問1  「21世紀は〇〇社会になる」の〇〇に当てはまる言葉をできるだけたくさん書きなさい。
     時間は2分間です。
  2分後、書けた生徒に発表させた。
  次の9個が発表された。
        @高齢化社会   Aコンピュータ社会   B国際化社会
        C情報化社会   D省エネルギー社会   Eインターネット社会 
 
 発問2  @〜Eはどのような社会を言いますか。
      それぞれ具体的にイメージして「〇〇のような社会」と書いてください。
         時間は3分間です。
  3分後、書けた生徒に発表してもらった。
@高齢化社会…国民の4人に1人が65歳以上の高齢者になる社会。
        日本から若者が少なくなる社会。
        人口が減少し、学校も生徒数が減る社会。
Aコンピュータ社会…コンピュータが発達して人間と人間との付き合いが無くなる社会。
  コンピュータですべての買物ができる社会。
B国際化社会…日本に住む外国人が増える社会。
   誰でも自由に外国へ行ける社会。
   外国と協力しなければ日本が成り立たなくなる社会。
C情報化社会…コンピュータがなくては生活できない社会。
   小学生でもコンピュータを自由に扱えるようになる社会。
   テレビのように1家に1台パソコンがある社会う
D省エネルギー社会…エネルギーが外国から輸入されない社会。
 寒くてもストーブをつけずに我慢しなければならない社会
Eインターネット社会…インターネットによる拳銃や薬物の販売が行われる社会。
 インターネットによる犯罪が増える社会。
ここで、発表された@〜Eを4つにまとめた。
     (T) 国際化社会…B   (U) 高齢化社会…@
     (V) 環境問題社会…D  (W) 情報化社会…ACE
 
 説明1  @AEのように、皆さんは21世紀を「暗い時代」「夢がない時代」ととらえているようですね。
     でも、本当にそうなのでしょうか。
  ここで「類人猿」と「ホモ・サピエンス」の絵を提示し、黒板に貼った。
 発問3 「類人猿」から「ホモ・サピエンス」に進化する際、4つの能力を獲得しました。
     それは何ですか。

  「直立二足歩行」「道具の作製」「火の使用」「言語の使用」と生徒から出てくる。
  1つ1つの答えに大きく頷き、すべてを板書した。
 説明2   人類は「不可能」を「可能」にしながら進化してきました。
     遠くの獲物を見つけるために、まずは直立二足歩行を可能にしました。
     動物と違って強い力や早く走る能力がない分を補うために、道具を作製し、集団で狩りをするた
    めに言語を発達させました。
     更に、手にした獲物をおいしく調理し、少しでも長く保存するために火を使うようになりました。
  「人類の歴史=困難を克服した歴史」と板書した。
  「パスツール」「エジソン」「ライト兄弟」と板書した。
 発問4   彼らは、どのような困難を克服したのですか。
  生徒からは「狂犬病のワクチンを作った」「電球や蓄音機を作った」「飛行機を発明した」と返ってきた。
  ここで、次のように板書した。
       
「総合的な学習=21世紀が抱えるだろう問題を解決していく力を身につけるための学習」
 説明3   21世紀、多くの困難な問題に直面するでしょう。
      私達の先輩が「知恵」と「努力」で克服してきたように、これらの問題も必ず克服できるはず
     です。
      今日から始まる総合的な学習では、「国際理解」「福祉・ボランティア」「環境・エネルギー」
    「情報・コンピュータ」の4つの問題について学習します。
      この4つが、先程のT〜Wの問題に対応しているのです。先生と一緒に《21世紀を明るく生
     きぬく力》を身につけましょう。

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