2007年1月13日
詐欺列島?

サイト掲載: 2007年 1月 16日

 月刊宝島は、1月25日発行の2月号で、『「詐欺」列島ニッポン被害の深層』という特集を組んでいる。
 その内容は、「投資詐欺」「未公開株詐欺」が特集で組まれ、2007年に流行する詐欺の手口として「デイトレ」と「オンラインカジノ」が危ないとしている。
 これらの詐欺被害者の相談にのったことはない。
 投資詐欺や未公開株詐欺は、聞き及んでいるが、デイトレとかオンラインカジノに至っては、全く聞いたこともない。「フィッシング詐欺」に注意せよという記事に至っては、驚き以外のなにものでもない。
「フィッシング」とは、金融機関を装った電子メールを送り、住所・氏名・銀行口座番号・暗唱番号などの情報を詐取するという。
 ユーザーを騙してユーダー自身の手で個人情報を流出させるという。
 最近の報道で、「税金の還付」を装って、現実には、金を振り込ませるというのがあった。これも、自分自身の手で、税金を返してもらうつもりで、自分の預金からお金を振り込まさせられるということのようだ。

 詐欺の発生件数と検挙率は次ぎのようになっているという。

  発生件数 検挙率
平成13年 49,426件 69.6パーセント
平成14年 48,279件 63.8パーセント
平成15年 60,298件 50.4パーセント
平成16年 83,015件 32.1パーセント
平成17年 85,596件 34.3パーセント

 統計に現れていない詐欺事件も多数あること明らかだ。
 私が問題にしているような個人間の詐欺事件は、警察は、全く取り上げてくれない。
 いわゆる「名義貸し事件」「名義借り事件などは、警察は、なかなか取り上げてくれない。
 「詐欺」人を騙すという事件が、このように増えるということは、非常に問題だ。
 人が信用できない、ということは、非常に悲しいことだ。
 私は、多重債務の相談のとき、いつも、「人を信用するな」ということをくどいほど話す。
 なんとか、人を信用して生活していけるような日本になってほしいと思う。
どんどん新しい機器が身の周りにでてきて便利になるが、その危険性について、知らされていない。
危険な機器を発売する人には、その危険性を十分知らせなけれどならないのではないだろうか。
 危険性を知らせず、便利というだけで、危険なものを持たせることの危険性について、理解させ思わぬ被害にあわないする義務があるのではなかろうか。