2007年1月18日
サラ金不正利用とサラ金会社の責任!

サイト掲載: 2007年 1月 20日

B子は、全く事情を知らないA子さんの名前で、サラ金から金を借りた。
A子さんには責められるべき点は全くない。
A子さんの名前で借りられたところは、アコム・プロミス・アイフル・レイクだ。
私は、A子さんの代理人として、それらの会社に、B子を刑事告訴するよう意見を述べた。
勿論、A子さんも、自分の名前で知らない間にサラ金からお金が借りられていることを知ったとき、警察に相談をしている。
警察は、全く、刑事事件としては扱えないと言ったという。
B子が、他人の名前で金を借りたのは、はっきりしているものだけで3件ある。
アコムは、刑事事件として告訴しているという。
プロミスとレイクは、告訴しない方針だという。
B子が、いち早く、A子さんの名前でお金を借りたのは自分だから、自分が支払いたいという申出をしたというのだ。
アイフルは、検討中だという。
B子は、他人の名前でサラ金からお金を借りているということだから、いわゆる自転車操業状態だということは明白だと思う。このままで推移すれば、同様の被害が出ることは、かなりの角度で予測できる。
このような被害が発生した場合には、はっきりと刑事事件として処罰されるのがB子のためでもあると思う。
サラ金の場合も、クレジットの場合も、明白な刑事事件だと思われるものについても、なかなか刑事告訴しない。
私達が被害者だと思っている人、つまり、名前を勝手に使用された人が警察に訴えても、警察はなかなか動かない。

貸金業規制法が改正され、過剰融資が厳しくなるなかで、これまでのようにお金が借りられない人が多くなり、返済のためのお金を調達できなくなり、他人の名前で金を借りる人も出てくるだろう。

けじめをきちんとつけるということが、大切だと思うのは、私だけだろうか。