何で別居している夫の国民年金を払わなきゃいかんの!!

サイト掲載: 2017年3月21日

 Aさんは、数年前から別居している。
Aさんは、自分の国民年金は、きちんと払っていた。

差押予告通知書!

 Aさんは、今年の1月下旬、「差押予告通知書」というのを受け取った。
それは、「日本年金機構 釧路年金事務所長」という人からの通知書だった。
驚いたAさんは、これはどういうことか電話をして聞いた。
そうすると、別居している夫が国民年金を滞納しているので、それを払わなければ給料の差押や、預金の差押をするというのだ。
なんで、別居している夫の国民年金まで払わなければならないのか聞くと、連帯して払わなければならないという法律だという。

疑問!

 年金は、それぞれ長年に渡って納め、それを高齢になった後の生活のために支払われるというものである。
夫婦であっても、年金はそれぞれに掛け、高齢になって受給するときも、それぞれ別々に決められた年金の支給を受けることとなっている。
にもかかわらず、自分の年金をきちんとかけているのに、年金を支払っていない夫の年金分まで支払わねばならないというのは、憲法に違反するのではないか。