驚くべき就職情報誌編集者の感覚
「闇金融は、もうかりますよ!」



 次のようなメールが寄せられた。

「 闇金融のことです。闇金融は6千社とも7千社とも言われてますが、そこに働く人材のことです。東京を中心に発売されている アルバイト雑誌特に「an」がものすごいんですが、高収入やがっぽり稼ぐという欄には、都(1)の業者がずらりと並んでいます。

 そのうたい文句は、月収180万以上可能から、独立希望者や食事、交通費全額支給、海外旅行ありまでさまざまです。業者を頭から、潰すのも一つですが、こういうところに働きに行く人が減れば被害者や業者も減るのではないかと思います。参考になれば幸いです。」


 ヤミ金融は、どのような人がやっているのだろう?と話題になることがあった。

 暴力団関係者、あるいは、多重債務のために闇金融の被害者となった人が、逆に、働かされている、あるいは、自分からやっている等々。

 しかし、電話の応対をみると、明らかに、ごく普通の勤労者ではないか、自分達が違法な金融の片棒を担がされていることを、正確には、認識していないのではないか、と思われるような人も多い。又、電話番をしているだけ、などという人もいる。

 正々堂々と求人雑誌に広告をして、人材を集めているとは、考えてもいなかった。

 就職情報誌に対して、違法金融の手先となるな、との運動が必要ではなかろうか。