クレ・サラ対協の下部組織!

2006年1月9日

平成18年1月7日、大阪で、「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」の新年総会が開かれた。

そもそも、全国サラ金問題対策協議会として発足したが、クレジット問題を取り扱うべきということで、現在の名称に変更された。 その後は、リース・商工ローン・ヤミ金など次々に発生する消費者問題に果敢に取り組んできている。

大きな転機は、「日栄・商工ファンド被害対策全国弁護団」の結成だった。その後は、各種の個別の問題に取り組む下部組織が次々と誕生した。

現在の下部組織は、次のようになっている。

  1. 日栄・商工ファンド被害対策全国弁護団
  2. 日掛け金融対策全国弁護団
  3. 武富士対策全国会議
  4. サラ金広告研究会
  5. 公正証書問題対策会議
  6. 全国ヤミ金対策会議
  7. 年金担保被害対策全国ネットワーク
  8. 高金利引き下げ全国連絡会
  9. 行政の多重債務者対策を充実させる全国会議
  10. アイフル対策全国会議
  11. クレジット過剰与信対策全国会議
  12. 43条対策会議
  13. 全国クレ・サラ・商工ローン調停対策会議
それぞれの下部組織が、大きな成果をあげていることは、広く知られている。

毎年、被害者交流集会が開催されているが、その集会には全国各地から約1000名近い参加者がある。

去年は、岩手県の花巻で開催された。今年は、九州の鹿児島で開催される予定だ。

私は、いつも思う。本当に、みんなが、どんな組織からの援助も受けないで、これだけの人数が参加する集会というのは、それほどないのではないかと。

しかも、参加者の半分以上は、かつて、あるいは、今も、多重債務の被害者やそれを支援する人々だ。

つまり、極めて苦しい生活にある人なのだ。

最初の頃、早くこの組織が解散するような社会情勢になればいいと挨拶していたものだ。しかし、なかなか「解散」するような情勢にはならず、ますます発展している。

これからも、新しい事象に果敢に取り組んで行くエネルギーが、絶えないよう、一人一人が無理をせず自然体で参加できるような組織として発展することを希求したい。