サイト開設にあたって


私は、一人の日本人として、これは、おかしい、こんなとんでもないことがあっていいものか、と思うことがあると、それを声に出して言ってしまうという性癖があります。誰でも、大人になる過程の中で、

 「それは、言ってはいけない」
 「それをいっちゃあ、おしまいよ」
 「黙って胸にしまっておけば、ぜんぶ、まーるく収まるのよ」

などと言われた経験があるでしょう。
私は、スピード違反で検挙され、「悪いことをしたとは思えない」と思ったので、「謝りませんでした」そして、現在、刑事被告人の立場にあります。
誰がなんといっても、私は、安全に運転していました。とても、危険な運転をしていたとは思えません。誰でも出している速度だと思いました。
そして、刑事被告人として裁判を受け、多くのことを学びました。
なんと、法務省刑事局長が、検事総長が、現職の検事正が、その在職中に、現在の速度取締は、おかしいと明白に書物に書いているではありませんか。警視総監の立場にあった人も、「鼠取り」はやってはいけないと本に書いて公にしているではありませんか。

日本という国は、本当におかしい国です。

組織の最高責任者が、「これは、おかしい、こんなことはしてはいけない」と10年以上も前に、責任者の肩書で、公に主張しているのに、そのままの状況で、なんの改善もなく、「鼠取り」が続けられ、毎年200万人以上の人が、「検挙」されているのです。一年に200万人ということは、10年では、2,000万人ということです。
私は、やはり、このような「おかしいことは」あらためねばならないと思いました。そのため、私は、「交通規制の部屋」を作りました。

又、私のライフワークは、消費者信用問題です。
私が、直面した、あるいは、直面する消費者問題を、できる限り、詳細に紹介し、少しでも、多くの人に知ってもらい、消費者信用問題の解決に力を貸してほしいと思っています。そのため、私は、「消費者信用の部屋」を作りました。

私の小学校時代の同級生、いつも、私の上にいた美人で、秀才で、何にでも秀でていた由利孝子さんは、20才で世を去りました。しかし、由利さんは、永遠のライバルとして、私の心の中に生きています。いつも、私を見続けています。私を励ましてくれています。そのため、私は、このホームページの題名を、「由利弁護士の部屋」と名付けました。
一人でも多くの人が、「由利弁護士の部屋」をのぞいて下さることを念じています。

1999年11月27日

今  瞭 美