武富士の悪質な取立規制違反事件発生
支払義務のない母親に「支払え」
母親は、驚いて110番通報

 平成14年6月21日午後8時過ぎ、大正15年産まれの母親に対し、息子の借金を支払うよう執拗に請求したという事件が発生した。

 この息子は、昨年春、特定調停を提起し、武富士に関しては「過払い」であるとして支払をする必要がない旨通告し、もし、どうしても支払えというなら訴訟を提起するよう話したという。

 ところが、約1年を経過した6月21日、オートロック機構付で簡単には入れない母親の住んでいる家にやってきて、「あんたの息子に金を貸しているんや。1万円でもあんたが立て替えろ」と執拗にドアを叩いて請求したという。

 母親は、腰を抜かしてしまい、110番通報した。

 母親は、この日午前中、行きつけの病院で血圧を測ったところ、140だったが、武富士の社員がきた後、救急病院で血圧を測ったところ、180になっていたという。

 武富士の貸金業規制法違反の支払義務のない第三者に対する請求は、ますますひどくなっているようだ。