武富士が損害賠償訴訟を提起している事件



 武富士は、自社を批判する記事に対して、損害賠償訴訟を提起しているが、現在、判明しているのは次のようなものである。

媒体日経ビジネス(2002・10) → 取り下げ
被告(株)日経ビービー発行人・編集人・執筆者2人
訴えの対象「武富士 狂気の経営」という見出し
請求内容1,100万円・謝罪広告


媒体ホームページ「闇富士」(2002・12)
被告開設者の武富士元社員
訴えの対象業務などのパロディ風描写
請求内容武富士とその会長に計3,000万円

媒体サンデー毎日(2002・12) → 取り下げ
被告毎日新聞社・山岡俊介氏
訴えの対象盗聴疑惑の報道
請求内容1億1000万円・謝罪広告

媒体週刊金曜日(2003・3)
被告(株)金曜日・三宅勝久氏
訴えの対象業務実態についての批判的報道
請求内容1億1000万円

媒体単行本「武富士の闇をあばく」(2003・4)
被告同時代社・執筆者の中の弁護士3人
訴えの対象業務実態についての批判的報道
請求内容5,500万円・出版差し止め

媒体週刊プレーボーイ(2003・5)
被告集英社・編集人・寺沢有氏
訴えの対象警察との癒着を中心とした報道
請求内容2億円・謝罪広告

媒体月刊ベルダ(2003・7)
被告(株)ベストブック、編集人・山岡俊介氏
訴えの対象盗聴疑惑や警察との癒着などの報道
請求内容1億円・謝罪広告

媒体月刊「創」(2003・8)
被告(有)創出版・山岡俊介氏・野田敬生氏
訴えの対象盗聴疑惑や警察との癒着などの報道
請求内容3,497万円・謝罪広告

 日本共産党の機関紙である「赤旗」や、日刊紙の報道については、なんらの提訴はなされていないようである。