盗聴被害者山岡氏の本出版される!
『銀バエ 実録 武富士盗聴事件』出版のお知らせ

「東京アウトローズ」編集長・山岡俊介
http://www.tokyo-outlaws.org/

 突然ですが、私がこの間の武富士との闘いをまとめた単行本『銀バエ 実録 武富士盗聴事件』(創出版)が、近々に出版されます。首都圏では今週末(3月27日ごろ)、4月頭には全国の書店で販売開始になります。

 以下は、その章立てですが、今回の内容は自分で言うのも何ですが、けっこう自信があります。タイトルだけみれば、武富士の盗聴事件について述べているだけのように思えます。しかし、章立てを見ても明らかなように、本書の内容は決してそれだけに止まりません。武富士を取り巻く政・財・官、そしてマスコミの腐敗にも容赦なく、一切タブーなしで切り込んでいます。

 そうした、武富士と私とのこの間のバトルを通して浮かび上がって来るのは、武富士だけに止まらない、現代における誰もがカネ、カネ、カネの利益至上主義に対する怒り、問題提起です。

 したがって、本書は消費者金融業界関係者と借り手だけでなく、誰が読んでも興味深い内容になっています。しかも、ノンフィクション(すべて実名スッパ抜き)である上、素材そのものが、本当にそんなことがあるの!? という出来事のテンコ盛り状態のため、マジでその迫力、面白度はなかなかのものです。

章立て

はじめに

第1章
「攻防」あらゆる手段を駆使し、盗聴事件のモミ消しを図った武井保雄と武富士

  • 取り調べ室で受けた屈辱=銀バエ発言
  • 武井保雄逮捕で形勢は完全に逆転
  • 特別委員会で取り上げられた武富士と警察の癒着問題
  • 中川元武富士課長逮捕は“口封じ”だった
  • “口封じ”が思惑に反して小泉総理の約束を引き出す
  • 武井保雄を刑事告訴! 会見で盗聴テープを披露
  • 武富士ホームページ上で私をブラック呼ばわり
  • 武井逮捕へ向かわせたビール券による警官贈収賄疑惑
  • 約半年の間に70回も警視庁に足を運ぶ

第2章
「遺恨」汚れ役・中川一博元課長を使い捨てにした武井保雄の罪と報い

  • “内部告発者”中川一博との出会い
  • 武富士との遺恨は『別冊宝島』記事2億円訴訟で始まった
  • 中川“武井親衛隊員”が武井を“裏切った”真相
  • 藤川忠政“武井親衛隊長”がたどった哀れな末路
  • フィクサー・大塚万吉、私、中川との微妙な関係
  • 「命なんかとっくに捨てているよ」と言って中川は立ち去った

第3章
「盗聴」株価暴落の裏に黒幕あり? 武井保雄の猜疑心が招いた盗聴事件

  • 出前注文から取材内容まで。盗聴テープ起こし文書は語る
  • 領収書、稟議書、メモ用紙……盗聴を裏づけた中川資料
  • 私の盗聴分だけでも44本のテープが……
  • 私はなぜ盗聴されたのか!? すべては株価暴落から始まった
  • 私だけでなく『財界展望』編集者の自宅も盗聴
  • 妻を拉致? ヒットマン派遣? 驚愕の盗聴テープの内容
  • 盗聴プロ・重村は元相撲取り 都銀支店長美人局事件も関与?
  • 盗聴に関わった重村、小瀧はなぜあっさりと自白したのか

第4章
「腐敗」武富士のカネに群がった政・官・財、マスコミ、電通、闇人脈

  • 武富士から未公開株をもらっていた日本テレビ社長
  • 盗聴の原因をつくった? 武富士とアドバイザー契約を結んでいるライター
  • 電通と武富士の蜜月関係。『週刊プレイボーイ』記事でも暗躍
  • 刑事部長に背広仕立券を渡していた武富士顧問・福田元警視総監
  • 武富士店頭公開に暗躍した徳田元銀行局長や野村證券
  • 武井と亀井代議士の蜜月関係を窺わせる中川の「業務日誌」
  • 藤川元武富士総務部長4億円の勝訴判決文に登場する闇人脈

第5章
「疑惑」武富士の闇にどこまで迫れるか!? 盗聴事件は氷山の一角

  • 武井二男・健晃専務も盗聴!? 公判で飛び出した中川証言
  • 完落ちしていた武井保雄。禁固刑以上の可能性も
  • 武井禁固刑以上(執行猶予でも)なら、武富士の貸金業免許取消も
  • 武井の名誉毀損刑事告訴取下要請の陰に則定衛元検事長
  • コンプライアンス委員会は責任逃れの小道具か?
  • 当局の次なるターゲットは闇社会への利益供与か?
  • 広域暴力団に依頼していた!?堀川健三襲撃事件の闇
  • 中川資料「当社における攻撃材料」の驚愕内容

第6章
「報道」タブーなしのフリーライターだからこそ武富士盗聴事件を暴けた!

  • フリーライターは超貧乏だが、腕前はピカイチの者も 貧乏を怒りに変えるフリーはジャーナリズムの原点を忘れない
  • 私のライターとしての出発点は反権力志向の『噂の真相』
  • 消費者金融は所詮高利貸しだが、「悪」とは言えない
  • 「テラネット」問題の本質と武富士の今後
  • 歴史的な反武富士デモ敢行。これからはフリーの時代だ!

あとがき



 以上です。

 そして、私が専属で記事を書いている『週刊大衆』でも、ついに武富士問題を取り上げてくれています。

 3月22日(月)発売号がそうです。

 「本誌山岡俊介記者は初めて語った たった一人で闘い続けた『武富士盗聴事件』1000日の深い闇」(3頁記事)が、それ!

 本の内容を紹介しています。少しでも早く内容について知りたい方は、是非、ご覧下さい。


 なお、単行本『銀バエ 実録武富士盗聴事件』は店頭以外、下記の出版社に直にご注文いただいてもけっこうです。

(有)創(つくる)出版

 東京都新宿区荒木町13四谷テアールビル3F
 TEL03(3225)1413 FAX03(3225)0898



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