木村晋介弁護士に異議あり!



木村晋介弁護士は、「ありふれない一日」という本を出版されている。出版日は、2003年8月25日となっている。

その236頁に、「三ケ月教授と僕 その4」という項がある。

それは、次のような文章ではじまっている。

 この夏のある日、突然、消費者金融業界で貸出額トップをバク進中の、武富士、武井会長が僕の事務所を訪ねてきた。

 武井氏とは以前、東京都労働経済局の主催したシンポジウムで御一緒したこともあり、面識はあったが、ウチの事務所で会うのは、初めてのことだ。



 木村晋介弁護士は、平成10年の武富士の全国支店長会議に講師として出席されている。この支店長会議の報告が掲載されている武富士の社内報「竹の子」には、武井保雄会長の挨拶と、木村晋介弁護士の講演の内容が掲載されている。

 木村晋介弁護士が、理事長をされている「NPO法人リカバリー・サポート・センター」の法人会員は、武富士1社であるが、武富士は、15口の会費75万円を負担し、武富士は、寄付金も、975,000円負担している。これは、2002年の報告である。

 面識がある程度のつきあいではないと思うのは、私だけだろうか。

 この中には、次のような記載もある。

 今や消費者向けの貸金業者の年間貸付額はおよそ8兆円。大手筋は一部上場をはたし、経団連に加入するトップビジネスになるまでの成長ぶりなのである。

 消費者金融業・サラリーマン金融は、今や社会の悪玉として、ののしっていればすむという対象ではなくなっている。むしろ、広範な利用者層を持つ企業として、その社会的責任をはたしてもらわなければならないという時代にきているのだ。

僕が武富士との間に作った『合意書』は、武富士を非難の対象とするものではなく、武富士が取り立て業務の中で起こしているトラブルについて、業界トップとしての社会的責任をとってもらうためのものだ。