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レオポルトの「ヴァイオリン教則本」

1756年7月刊行

故郷アウクスブルクの音楽出版者ヨハン・ヤコブ・ロッターにより委託販売された。レオポルトとロッターの間に刊行のための往復書簡が交わされた。 このいわゆる「ロッター書簡」はヴォルフガングが誕生するまでの資料を提供する貴重なものになっているという。

「深い洞察力と優れた資質を見せ、例題もすばらしい。指づかいは本物だ」と絶賛され、すぐに売り切れるほどヴァイオリン演奏法の名著として有名となる。 そして各国語に翻訳された。

左はこの本にあるレオポルトの肖像画。ザルツブルクの画家ゴットフリート・アイヒラーが描き、ヤーコブ・アンドレアス・フリードリヒが銅板画にしたもの。

フランス語訳は1770年パリで出版される。後に息子ヴォルフガングが22歳の1778年、母と一緒にパリを訪れていた際、店頭でその訳本を見つけ、父に報告する。 そしてその1ヶ月後、母はこの世を去る。

参考


[Home|Leopld] 2000/07/16