Mozart con grazia
|K.1-|K.100-|K.200-|K.300-|K.400-|K.500-|K.600-|App.K|Catalog|

《管弦楽》 | セレナード | ディヴェルティメント | 行進曲 | 舞曲・メヌエット | 交響曲 |


K.203 交響曲 ニ長調

Symphony in D for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets
  1. Andante maestoso - Allegro assai
  2. Andante
  3. Menuetto et Trio
  4. Prestissimo
1774年のセレナード K.203から第1、第6、第7、第8楽章を取って作られた。 このようにセレナードから改編されたものは5曲あり、そのうち3曲は本人か父の書いた譜面があるが、この曲にはそれがない。 第1楽章はハイドンが好んで用いたように序奏が付けられ、祝典の始まりの厳粛で華やかな雰囲気を出している。

K.204 交響曲 ニ長調

Symphony in D
  1. Allegro assai ニ長調
  2. Andante ト長調
  3. Menuetto ニ長調
  4. Andante grazioso - Allegro ニ長調
1775年のセレナーデ K.204を改編したものだが、好評でオリジナルより有名になった。 終楽章は特に面白い構成で、アンダンテ・グラツィオーソとアレグロの部分が交替でそれぞれ4回現れる。

K.121 交響曲もしくはディヴェルティメントの終曲

Finale to a symphony or to a divertimento in D for 2 violins, violas, bass, 2 oboes, 2 horns [ 75年春 ザルツブルク ] ミュンヘンから帰郷後、オペラ「にせの花作り女」K.196の序曲と同じ楽器編成によりアレグロK.121を作った。 しかしシンフォニーとして一緒にまとめられていなかったため、シンフォニーの終楽章とは気付かれないでいた。 それを指摘したのはヴィゼワとサン・フォワであり、アインシュタインがK.207aとまとめて今日に至る。

詳細


K.102 交響曲の終曲

Finale to a symphony in C for 2 violins, violas, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets

K.213c 交響曲 ハ長調「羊飼いの王様」

Symphony in C
  1. Molto Allegro ハ長調
  2. Andantino ハ長調
  3. Presto assai ハ長調
[ 75年8月 ザルツブルク ] 劇場用セレナータ「羊飼いの王様」の序曲に、2つの楽章を加えてシンフォニーにした。

詳細


K.250 交響曲 ニ長調「ハフナー」

Symphony in D
  1. Allegro maestoso - Allegro molto
  2. Menuetto galante
  3. Andante
  4. Menuetto
  5. Adagio - Allegro assai
1776年のセレナード「ニ長調 ハフナーK.250」を改作したシンフォニーだが、K.385の方が「ハフナー・シンフォニー」として有名である。 原曲にはないティンパニのパートをレオポルトが付け足した。その上に全体的にモーツァルト自身が修正している。

詳細


K.300a (297) 交響曲 第31番 ニ長調 「パリ」

Symphony in D [No.31] for 2 violins, violas, bass, 2 flutes, 2 oboes, 2 clarinets, 2 bassoons, 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Allegro vivace ニ長調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante ト長調 6/8 展開部のないソナタ形式
  3. Allegro ニ長調 2/2 ソナタ形式
[ 78年6-7月 パリ ] コンセール・スピリチュエル支配人ル・グロの依頼。彼の注文通り10種の楽器を使った。 当時のパリは既に市民文化が進み、音楽も宮廷だけのものではなかった。 パリのオーケストラの規模と演奏能力に合せて、最大級の楽器編成になった。

詳細


K.311A (Anh.8) 交響曲(序曲) (紛失)

Overture (Symphony) (missing)

[ 78年末か79年初 パリ ] 9月11日の父への手紙で知られているが行方不明。

K.311a (Anh.C 11.05)

出版譜がある。1778年9月11日の手紙にある曲と思われていた。新全集では疑わしい部(Anh.C 11.05)に分類されている。


K.318 交響曲 第32番ト長調

Symphony (Overture) in G [No.32] for 2 violins, viola, bass, 2 flutes, 2 oboes, 2 bassoons, 4 horns, 2 trumpets
  1. Allegro spiritoso ト長調
  2. Andante ト長調
  3. Tempo primo ト長調
[ 79年4月26日 ザルツブルク ] 作曲の動機は不明。ただし、5月23日に演奏会があったので、そのためかもしれない。 3つの楽章が1つにつながっている。後に、ビアンキのオペラ「誘拐された村娘 Villanella rapita」がウィーンで上演されたとき、その序曲として使用されたため、長い間その序曲として知られていた。

詳細


K.319 交響曲 第33番 変ロ長調

Symphony in B flat [No.33] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns
  1. Allegro assai 変ロ長調 3/4 ソナタ形式
  2. Andante moderato 変ホ長調 2/4 ソナタ形式
  3. Menuetto 変ロ長調
  4. Allegro assai 変ロ長調 2/4 ソナタ形式
[ 79年7月9日 ザルツブルク ] 作曲の動機は不明。ミュンヘン、マンハイム、パリと旅行して、優れた楽団に接したことによる成果がある。 管楽器の巧みな使用により、それらが弦楽器と対等に語るようになった。ザルツブルクに縛られているやり場のない心の反作用として、輝き躍動する精神が生き生きと発露している。 終楽章を除く各楽章で「ドレファミ」のジュピター主題が使われている。メヌエットは後に(1782年)追加されたものか。タイソンは1785年後半に使用された紙に書かれていると分析。

詳細


K.320 交響曲 ニ長調

Symphony in D
  1. Adagio maestoso - Allegro con spirito
  2. Andantino
  3. Presto
1779年のセレナード「ポストホルン」K.320の改編。第1, 5, 7楽章から成り、ポストホルンが出てくる第6楽章は含まれていない。

詳細


K.338 交響曲 第34番 ハ長調

Symphony in C [No.34] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Allegro vivace ハ長調
  2. Andante di molto ヘ長調
  3. Allegro vivace ハ長調
[ 80年8月29日 ザルツブルク ] ザルツブルク時代最後のシンフォニー。

詳細


K.383f (409) 交響曲用メヌエット

Minuet to a symphony in C [ 82年5月 ウィーン ] 合計89小節から成り、後の3大交響曲のメヌエットに匹敵し、内容も格調が高く美しい。演奏会での挿入曲か。

詳細


K.383g (Anh.100) 交響曲 変ホ長調

Symphony in E flat for 2 violins, viola, violoncello, bass, flute, 2 oboes, 2 horns, bassoon. (fragment) [ 82年5月 ウィーン ] 未完、紛失。ニッセンの記録のみ。


K.383i 交響曲楽章または序曲のためのスケッチ

Sketch to a symphony or to an overture. (missing) [ 81年〜82年 ウィーン ] 自筆譜はザルツブルク・モーツァルテウムにあったが、行方不明。


K.385 交響曲 第35番 ニ長調 「ハフナー」

Symphony in D (Haffner) [No.35] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns, 2 trumpets, timpany, (flutes, clarinets)
  1. Allegro con spirito ニ長調 4/4 副主題を欠く変則的なソナタ形式
  2. Andante ト長調 2/4 ソナタ形式
  3. Menuetto ニ長調 3/4 三部形式
  4. Presto ニ長調 4/4 ロンド風ソナタ形式
[ 82年7月、83年3月 ウィーン ] 1782年7月にセレナードとして書かれた。 この年の夏、ザルツブルクのハフナー家が貴族に列せられることになり、その祝祭用セレナードの作曲を父を通して依頼された。 その後、楽譜をウィーンへ送り返してもらい、1783年3月にシンフォニーに改作した。

詳細


K.425 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」

Symphony in C (Linz) [No.36] for 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Adagio - Allegro spiritoso ハ長調 3/4 ソナタ形式
  2. Poco Adagio ヘ長調 6/8 ソナタ形式
  3. Menuetto ハ長調 3/4 三部形式
  4. Presto ハ長調 4/4 ソナタ形式
[ 83年10月終〜11月3日 リンツ ] ザルツブルクからウィーンへ帰る途中立ち寄ったリンツで作られた。

詳細


K.444 (K.425a / Anh.A53) 交響曲 第37番 ト長調

Introduction to Michael Haydn's symphony in G [No.37] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Adagio maestoso - Allegro con spirito
  2. Andante sostenuto
  3. Allegro molto
[ 1784年2〜4月 ウィ−ン ]

詳細


[Home|Top] 2002/05/04