Mozart con grazia >ケッヘル番号索引
K.1∼ 100∼ 200∼ 300∼ 400∼ 500∼ 600∼ Anhang Catalog
モーツァルト自作全作品目録

レオポルトによる初期のモーツァルト作品目録

ウィーンで独立し精力的に活動し始めた28歳のモーツァルトは自作目録を作った。 そこには日付、曲名、主題4小節などが記載されている。 ありがたいことに、大英博物館はそのカタログ「Mozart's Thematic Catalogue」 をネット上に公開している。 以下はそのリストであるが、ここでは曲名をよく知られたもので表記したり、リンクされたケッヘル番号を追加するなど、実際の表記とは違う。 ただし、作曲者の記載順は尊重してあるので、以下のリスト中に日付が前後する部分がある。

1784年

1785年 1786年 1787年 1788年 1789年 1790年 1791年 未完のまま終った「レクイエム」(K.626)は自作目録に記載されることはなかった。


レオポルトによる初期のモーツァルト作品目録

1768年頃、父レオポルトは息子ヴォルフガングが7歳から12歳までに作曲した作品の目録を書き残した。 レオポルトは「現物を示すことができる」と書いているが、主題(曲首)の楽譜が書かれていないため、今となっては確認できないものが多い。 このことからも、「日付、曲名、主題4小節など」の記録を残したモーツァルトの卓越したアイデアに脱帽せざるを得ない。 しかし、レオポルトの種々の記録が多くの貴重な情報を後世の我々に伝えてくれていることは間違いない。感謝。

[書簡全集 I] pp.380-384


〔参考文献〕


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