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ミサ曲 ト長調 「パストラル・ミサ」 K.140

  1. キリエ Andantino
  2. グロリア Allegro
  3. クレド Allegro
  4. サンクトゥス Andante
  5. ベネディクトゥス Andante
  6. アニュス・デイ Andante
〔編成〕 S, A, T, B, SATB, 2 vn, 3 tb, bs, og
〔作曲〕 1773年? ザルツブルク

ミサ・ブレヴィス。 自筆譜は残っていない。 アインシュタインにより偽作とされ、第3版では K.Anh.235d、また第6版では K.Anh.C1.12 という番号に置かれていた。 しかしその後、新全集の校訂者ワルター・ゼンはクレムスミュンスター図書館やアウグスブルクの聖十字架教会などに残る写譜に残されたモーツァルト自身の修正や書き込みがあることから、「作曲者自身の曲でなければ、手稿譜の修正にこれほど多くの注意を払わなかったであろう」と考え、新全集では真作に扱われ、作曲は1773年と推定されている。
ワルター・ゼーンは、この曲がザルツブルクの司教座聖堂用に、しかもパストラール(キリストの聖誕のときの羊飼いにちなんで、クリスマスに演奏される8分の6拍子や8分の12拍子の子守歌風の曲)のミサ曲であることから、1773年の聖誕祭のために作曲されたと考えるべき信頼できる論拠を示している。
[ド・ニ] p.36
しかし、ヴォルフガング・プラートは1771年の『アルバのアスカニオ』との関連から、もう少し早い時期の成立と考えているという。
というのは K111 の『劇場祝典曲-アルバのアスカーニョ』のなかのバレエ音楽に、よく似た動機がいくつも見られるからである。
同書 p.37
タイトルの「パストラル」はド・ニが指摘している「キリスト生誕に関連する3拍子系の田園的な雰囲気」をこの曲が持っていることに由来する。

〔演奏〕
CD [PHILIPS PHCP-3808] t=18'03
ドーナス Helen Donath (S), マルケルト Annette Markert (A), ハイルマン Uwe Heilmann (T), シュミット Andreas Schmidt (Bs), ライプツィヒ放送合唱団 Leipzig Radio Chorus, ヴィンクラー Michael Christfried Winkler (og), ケーゲル指揮 Herbert Kegel (cond), ライプツィヒ放送交響楽団 Radio Symphony Orchestra Leipzig
1987年12月、ライプツィヒ

〔動画〕

〔参考文献〕


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2014/04/06
Mozart con grazia