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ジングシュピール「バスティアンとバスティエンヌ」 K.50 (46b)

Singspiel - Bastien und Bastienne 序曲と1幕16曲
〔編成〕 2 ob (fl), 2 hr, 2 vn, 2 va, bs (fgとhcは任意), flは第11曲アリアで
〔作曲〕 1767年〜68年 ウィーン

  1. バスティエンヌのアリア 「いとしい人は私を捨ててしまったの」 Andante un poco adagio ハ長調
    "Mein liebster Freund hat mich verlassen."
  2. バスティエンヌのアリア 「私は今、牧場へ行くの」 Andante ヘ長調
    "Ich geh jetzt auf die Weide."
  3. コラの登場(オーケストラ)ニ長調
  4. コラのアリア 「やさしい女子が私にきくのは」 Allegro ニ長調
    "Befraget mich ein zartes Kind."
  5. バスティエンヌのアリア 「私のバスティアンがいつかふざけて」 Tempo grazioso ト長調
    "Wenn mein Bastien einst im Scherze."
  6. バスティエンヌのアリア 「私だって沢山の羊飼いの女のように」 Allegro moderato 変ロ長調
    "Wurd ich auch."
  7. コラとバスティエンヌの二重唱 「私が与えた忠告を」 Allegretto ヘ長調
    "Auf den Rat, den ich gegeben."
  8. バスティアンのアリア 「あなたに厚くお礼申し上げるのが」 Allegro ハ長調
    "Grossen Dank dir abzustatten."
  9. バスティアンのアリア 「ああ、あなたは僕に嘘をついている」 Moderato ト長調
    "Geh! du sagst mir eine Fabel."
  10. コラのアリア 「ディッキー、ダッギー」 Andante maestoso ハ短調
    "Diggi, daggi."
  11. バスティアンのアリア 「いとしい人のきれいな頬を」 Tempo di menuetto イ長調
    "Meiner Liebsten schöne Wangen."
  12. バスティエンヌのアリア 「あの人は昔は私に忠実に身を捧げてくれたわ」 Un poco allegro - Andante ヘ長調
    "Er war mir sonst treu."
  13. バスティアンのアリア 「行っちまえ!」 変ホ長調
    "Geh hin!"
  14. レチタティーヴォ 「君の強情は、僕が悲しんでるんでいっそう増したのかい?」 ト短調
    "Dein Trotz vermehrt sich."
  15. バスティエンヌとバスティアンの二重唱 「行ってしまって、浮気な人!」 Allegro moderato 変ロ長調
    "Geh! Herz von Flandern."
  16. 三重唱 「子供達よ!」 Allegro moderato ニ長調 - Allegro ト長調
    "Kinder! Kinder!"

〔登場人物〕

台本はジャン・ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712-78)の『村の占師 Le Devin du village』や、そのパロディー化したファヴァール夫妻(Marie-Justine Benoite Favart, Charles Simon Favart)とアルニー(Harny de Guerville)らの『バスティアンとバスティエンヌの恋 Les Amours de Bastien et Bastienne』。 それらをヴァイスケルン(Friedrich Wilhelm Weiskern, 1710-68)、ミュラー(Johann Müller)、シャハトナー(Johann Andreas Schachtner, 1731-95)らがドイツ語詞に直した。 作曲時期や動機は不明。 ニッセンによると、医師アントン・メスメル(Franz Anton Mesmer, 1734-1815)の依頼により書かれ、1768年10月にウィーンのメスメルの庭屋(ガルテンハウス)で上演されたという。 第2次世界大戦の混乱で行方不明だったが、1977年に再発見された。 自筆譜にレオポルトの手で「バスティアンとバスティエンヌ。 ヴォルフガング・モーツァルト作。1768年、12歳の折に」と記入。

第10曲の「ディキー、ダッギー」という呪文のような言葉について、野口による詳細な研究(下記参考文献)がある。 第11曲は編曲されて歌曲「ダフネよ、汝がバラ色の頬を」(K.52)になる。

序曲(イントラーダ)の主題はベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』第1楽章第1主題の動機と共通する。 またそれは『エロイカ』の主題を先取りしているともいう。

〔あらすじ〕

登場人物は3人。場所はコルシカ島バスティア。 恋人のバスティアンが冷たくなったので、悩んだバスティエンヌは村の占い師コラに相談する。 コラの策に従って彼女は芝居を打つと、二人の恋人は激しくケンカするが、別れようとする直前に仲直りして終る。

〔演奏〕
CD[CBS SONY CSCR 8246] t=40'30
グルベローヴァ (S)、他、レッパード指揮フランツ・リストCO
CD[[PHILIPS PHCP-1413] t=47'20
ウィーン少年合唱団、ハラー指揮ウィーン交響楽団
1986

〔動画〕

〔参考文献〕

 

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2013/02/24
Mozart con grazia