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ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ホ長調 K.302 (293b)

  1. Allegro 変ホ長調 ソナタ形式
  2. Andante grazioso 変ホ長調 ロンド形式
〔編成〕 p, vn
〔作曲〕 1778年2月 マンハイム
1778年2月






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ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第26番。 6曲からなる選帝侯妃ソナタ(プファルツ・ソナタまたはマンハイム・ソナタ)の第2番。

  1. K.301 (293a) ソナタ 第25番 ト長調
  2. K.302 (293b) ソナタ 第26番 変ホ長調
  3. K.303 (293c) ソナタ 第27番 ハ長調
  4. K.304 (300c) ソナタ 第28番 ホ短調
  5. K.305 (293d) ソナタ 第29番 イ長調
  6. K.306 (300l) ソナタ 第30番 ニ長調
第1番ト長調(K.301)が抒情的(アインシュタインによれば「いくらか平凡なハイドン風」)であったのに対し、この曲は典型的なモーツァルト風の陰翳に満ちた曲である。 前作とほとんど同時に書き上げたものと思われるが、まったく個性の異なる作品を生み出すモーツァルトの類まれな才能がここでも発揮されている。 第1楽章では展開部が短調に陰りつつ、ピアノとヴァイオリンが力強く速いテンポのなかで見事に溶け合い、互いに不可欠な存在として主張し合っている。 この作品をもって、モーツァルトはこの種の二重奏ソナタに独自の世界を切り開いたと言っても過言ではない。 途中に「魔笛」序曲の主題を感じさせる部分があるとの指摘もある。 続くロンドは荘重な雰囲気で始まり、やはり二つの楽器が協奏しながら、最後はピアニッシモで消えるように閉じるのも印象的である。

〔演奏〕
CD [東芝EMI TOCE-6725-30] t=12'00
クラウス (p), ボスコフスキー (vn)
演奏年不明
CD [COCQ 83885-88] t=11'33
ホルショフスキー (p), シゲティ (vn)
演奏年不明
CD [ポリドール LONDON POCL-2084/7] t=12'57
ルプー (p), ゴールドベルク (vn)
1974年、ロンドン
CD [Deutche Grammophon 410 896-2] t=11'52
バレンボイム (p), パールマン (vn)
演奏年不明
CD [Calliope CAL.9665] t=10'33
Bogunia (p), Messiereur (vn)
1985年
CD [キング KKCC-232/3] t=14'27
ヴェッセリノーヴァ (fp), バンキーニ (vn)
1993年4月、パリ
CD [AMBRONAY ARCANA A 906] t=14'36
アルヴィーニ (fp), ガッティ (vn)
1997年、 Villa Medici Giulini

〔動画〕

 

〔参考文献〕

 

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2014/09/21
Mozart con grazia