ピアノのための小品 |
「新全集」はグラス・ハーモニカと自動オルガンのための曲も含めて1つの区分を構成しているが、ここではピアノ(クラヴィーア)だけの小品を紹介する。 ただし、だからと言って以下の曲をピアノ以外の楽器で演奏しないとは限らないことは言うまでもない。 また、ここでは(たとえばK.374gのように)他の楽器との重奏曲もリストに含めてしまった。 この点でも「新全集」の区分に反していることをお許し願いたい。
以下、作曲年順に並べているので、ケッヘル番号が逆転しているものもある。
ナンネルの楽譜帳に残された唯一の曲。 44小節にわたりモーツァルトの手で書かれている。 草稿には標題も速度記号もないが、アレグロと解釈されている。 ピアノソナタK.545との類似性があるとも言われる。
■演奏
![]() |
CD [PHILIPS PHCP-3594] t=3'10 スミス Erik Smith (hc) 1976年、ロンドン |
K.15vとの類似性から新全集では1764年頃の作としている。
■演奏
![]() |
CD [キング K32Y 297] t=2'44 クロムランク (p) |
紛失。
ウィーンへ旅立つ11月頃に書いたらしい。
新全集では作曲技法上のいくつかの間違いを指摘しているが、モーツァルトの意図は不明。
■演奏
![]() |
CD [キング K32Y 297] t=0'51 クロムランク (p) |
■演奏
![]() |
CD [U.S.A. Music and Arts CD-660] t=1'22 キプニス (fp) 1986, グレプナー製フォルテピアノ使用 |
選挙侯カール・テオドール侯令嬢のために。楽譜は残されていない。
あるいはピアノソナタの1つに取り入れられたのかもしれない。
ニッセン、ヤーン、ケッヘルが「ト短調」と記した断片らしい。 しかしそれに該当するものがないため、この変ロ長調がそれであろうと推測された。 第6版では1781年作としたが、タイソンは1782-83年作と推定。 ロビンズ・ランドンはピアノと管弦楽のためのロンド K.386 のチェロ演奏用と見ている。
? Intended for musician who played obbligato vc part in Piano Rondo in A, K.386H.C. Robbins Landon, The Mozart Compendium, p.343
■演奏
![]() |
CD [KKCC-4123-4] t=1'57 オランダ・ソロイスツ・アンサンブル 1992 |
■作曲 1782年か83年? ウィーン
断片 13小節の3声のフーガ。
第6版から K.626b-14 をここに置いた。
ハ短調ミサ曲 K.427 のための6曲のスケッチと断片として集められた曲集(K.417B)の第6曲の自筆譜裏にこのフーガが書かれているという。
3声フーガ。
新全集は1782年の春に書かれたとしているが、タイソンによる推定は1787-89年。
K.Anh.38 (383c)の主題に添えて書かれてあった。
新全集は1785年以降(80年代後半)としているが、タイソン推定は1783年。
1802年にモーツァルトがめったに使わない変イ長調の曲として出版されたが、長い間、偽作とされていた。 その後モーツァルト研究家プラートにより五重奏曲 K.452a を書き換えたもので、この時期には作られていたと判った。 1972年カール・マルゲールは、様式的に不調和な多くの部分を削除し、変ロ長調に移調したピアノのための曲とした。
■演奏
![]() |
CD [U.S.A. Music and Arts CD-660] t=3'35 キプニス (fp) マルゲール版にさらにキプニスが訂正を加えて演奏 |
オルガンのためのものかもしれない。 タイソンは1786-91年と推定。
■演奏
![]() |
CD [キング K32Y 297] t=0'23 クロムランク (p) |
成立時期について新全集は1785か86年以降、タイソンは1786-91年としている。
■演奏
![]() |
CD [キング K32Y 297] t=0'23 クロムランク (p) |
| Home | K.1- | K.100- | K.200- | K.300- | K.400- | K.500- | K.600- | App.K | Catalog |