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ヴェロナ風のアレグロ K.72a

Molto allegro in G (fragment)

■作曲 1769年12月27日〜70年1月6日以前 ヴェロナ

Molto allegro 3/4 ト長調、35小節。(未完)

1769年12月13日、父に連れられて初めてのイタリアへの旅に出て、27日にヴェロナ着。 ここで年を越し、翌年1月10日まで滞在して、ミラノへ向かう。
行く先々で神童は人々の度肝を抜いたが、ヴェロナでも大変な騒ぎであった。 そのとき後世に残る貴重な肖像画が描かれた。 それを命じたのは、ヴェロナの有力な貴族ピエトロ・ルジアティ(Pietro Lugiati, 1728 -88)であり、1月6日から翌日にかけて、サヴェーリオ・ダッラ・ローザ(Saverio dalla Rosa)によって描かれた。 その絵にはチェンバロ上に広げられた2ページから成る楽譜が描かれている。それがこの曲。 このようないきさつから、この曲の成立は1770年1月6日以前で、しかもヴェロナ到着以後と推定される。
なお、この絵の作者はかつてジャンベッティーノ・チニャローニ Giambettino Cignaroli)とされていたが、彼はダッラ・ローザの叔父である。

モーツァルトは1月7日に聖トマソ教会のオルガンを弾く機会に恵まれた。 その時の演奏に、この曲も含まれていたとも推測されている。 教会に行ったとき、神童を一目見ようと大勢の人が押し寄せ、馬車から降りられなかったという。 それで、修道士たちに取り囲んでもらって教会に入り、演奏が終るやいなや馬車に乗って帰ったほどだった。

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■演奏

タヘッツィ Herbert Tachezi (og)
演奏年不明
CD [TELDEC K37Y 10184] t=1'23
※ historical organ (built about 1800) of Basilika Maria Treu in Vienna, Piaristenkirche

クロムランク Duo Crommelynck (p)
1984年9月、ビクター青山スタジオ
CD [キング K32Y 297] t=0'31

トロッター Thomas Trotter (og)
1993年11月
CD [ポリドール POCL-1559] t=1'04
※オランダ Farmsum の Hervormde 教会にあるニコラウス・ローマン製のオルガンで演奏。


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