| Mozart con grazia > ピアノ連弾 > ソナタ ハ長調 |
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四手のためのピアノソナタ ハ長調 K.19d
■作曲 1765年5月13日以前 ロンドン |
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1780年暮れから翌年にかけて、モーツァルト一家をザルツブルクの画家クローチェが描いた有名な絵。
このとき、レオポルト61才、ヴォルフガング24才、ナンネル29才。 2年前にパリで客死したアンナ・マリアは壁に肖像画として収まっている。 さらにこのとき、ウォルフガングもザルツブルクにいなかったので、クローチェは別の絵から写した。 この絵はザルツブルクのマカルト広場(当時は「ハンニバル広場」)に面したウォルフガングの生家の2階「タンツマイスターザール」の壁にかかっている。 |
1763年6月から始まったモーツァルト一家の西方への大旅行(レオポルトがいう「カタツムリのようなのろのろとした旅」)の最も遠い地ロンドンを去るにあたって、1765年5月13日にヒックフォードの大広間で演奏会が催された。 この曲はそのときに姉と共演するために書いたものとされている。 二人の演奏者の手が交差するところがあるが、姉弟による神業のような演奏を披露するには効果抜群だったかもしれない。 アインシュタインも
両演奏者の交替と協同のいっさいは、この上なく初歩的で子供らしい。 ロンドにおいて、姉(第一奏者)の左手が少年(第二奏者)の右手を《越した》ときには、おそらくロンドンの人々は驚嘆したことであろう。 第二奏者の右手が第一走者の左手を越すという似たような姿勢の姉弟が、有名なザルツブルクの1780-81年の家族の肖像画に描かれている。と書いている。 ただし、二人の奏者が衝突するような作曲はまだ未熟だからという意見もあり、それに対しては「モーツァルトの書法が未熟なせいではなく、そもそも二段鍵盤のクラヴサンのための曲だから」という説もある。 あまりに神がかり的なエピソードを排除し、裏付け資料となる根拠を持たない説 を否定し、誰もが(我々凡人が)納得できる範囲内で天才モーツァルトのすべてを説明しようとすると、おもしろくない結論になりかねない。 後世の者がレオポルトのように几帳面に正確にモーツァルトをとらえようとするとき、同時に何か大切なものが失われていくような気がする。浅井真男訳「その人間と作品」白水社 p.369
とにかく、真性な資料が残されていないこの曲は偽作の可能性が高いとされ、新全集では「真作性に疑義のある作品」として収録されているという。
なお、「ロンドにはカデンツァの場所で短いアダージョが挿入され、その主題は偉大な管楽セレナーデ(K.361)のロンドの主題と似かよっている」ことが知られている。 また、この曲の1787年パリでの初版では「フォルテピアノまたはクラヴサンのための」と記載。
■演奏
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CD[Grammophon 429-809-2] t=11'39 エッシェンバッハ Christoph Eschenbach (p), フランツ Justus Franz (p) 1974年4月、ベルリン、イエス・キリスト教会 |
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CD[POCG-3407-8] t=11'39 エッシェンバッハ Christoph Eschenbach (p), フランツ Justus Franz (p) 1974年4月、ベルリン、イエス・キリスト教会 |
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CD[PHILIPS-422-516-2] t=12'16 ヘブラー Ingrid Haebler (p), ホフマン Ludwig Hoffmann (p) 1976年3月、アムステルダム |
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CD[PHILIPS PHCP-3594] t=12'12 スミス Erik Smith (hc), バートン Humphrey Burton (hc) 1976年、ロンドン |
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CD[ASV CD DCA 799] t=10'46 フランクル Peter Frankl (p), ヴァーシャーリ Tamas Vasary (p) 1992年 |
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