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Villa Bertramka プラハ郊外にあるこの屋敷は、1784年からドゥーシェク夫人の所有となり、現在はモーツァルト記念館として公開されている。 |
■編成 : S, fl, 2 ob, 2 fg, 2 hr, 2 vn, va, vc, bs
■作曲 1787年11月3日 プラハ
作曲の日付は自作目録に記されたものであり、彼の息子(フランツ・クサーヴァー?)によると
ドゥーシェク夫人に対してモーツァルトはアリアを一曲作曲すると約束していたが、これはなかなか果されなかった。 歌詞はダ・ポンテが作ったものと思われるが、彼は10月8日にプラハに着き、1週間滞在して、「ドン・ジョヴァンニ」の初演前にヴィーンに帰って行った。 したがってこのテクストは、この期間に書かれたものであろう。 モーツァルトはそれを暖めていたわけである。 待ちかねた夫人は、彼を別荘の客間に閉じ込め、鍵を掛けて作曲を無理矢理仕上げさせたという。 そのお返しに今度はモーツァルトが、もし夫人がこのアリアを初見で正確に歌わなければ、曲を彼女に手渡さないと言ったという。1777年にドゥーシェク夫妻がザルツブルクを訪れて以来親交が生まれていた。 モーツァルトが彼女のために書いた曲はほかにもあり、どれもソプラノ歌手としてのドゥーシェク夫人の重要なレパートリーになったようである。「モーツァルト書簡全集 VI」白水社 p.430
(海老沢 敏・高橋英郎 編訳)
歌詞はサルコーネ(Michele Sarcone)の台本によるヨメッリの劇場セレナータ「なだめられたチェレーレ Cerere placata」(1772年ナポリで上演)から。 詞の内容は、イベリアのティターノ王(Titano)がシチリアの女王の娘プロセルピーナに恋し、肘鉄を食らったので誘拐したところ、女王に捕らえられ死の宣告を受けて歌う(ちょっとだらしない男の)嘆きとなっている。 ソプラノが男役を歌うことに疑問を感じるかもしれないが、若い男をソプラノ(カストラート)やアルトが演じるのは普通のことであり、若くてもしっかりした主役的な男役はテノールやバリトンが歌うものであったことが(モーツァルトのオペラなどから)わかる。
■詞
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Resta, oh cara, oh cara! Acerba morte mi separa, oh Dio! da te Prendi cura di sua sorte, consolarla almen procura. |
とどまって下さい、ああ、いとしい人よ、 苦しい死が、ああ神よ! そなたから私を引き離すのです。 その定めに気をつかい、 せめて慰めてやって下さい。 訳:海老沢 敏 CD[VJCC-2309]
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■演奏
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CD[COCO-9283] t=10'43 ヨナーショヴァー Jana Jonasova (S), ルカーシュ指揮 Zdenek Lukas (cond), プラハ室内合奏団 Prague Chamber Soloists 1970年、スプラフォン・ドモヴィナ・スタジオ |
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CD[DECCA LONDON 417-756-2] & [ポリドール POCL-1076] t=9'07 テ・カナワ Kiri Te Kanawa (S), フィッシャー指揮 Gyorgy Fischer (cond), ウィーン室内管弦楽団 Wiener Kammerorchester 1980年12月、ウィーン |
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CD[VJCC-2309] t=9'29 ルーテンス Lena Lootens (S), クイケン指揮 Sigiswald Kuijken (cond), ラ・プティット・バンド La Petite Bande 1988年3月、オランダ |
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