《声楽》 | アリア | 歌曲 | カノン | ノットゥルノ・三重唱 |
アリア Arias
オーケストラ伴奏つきアリア、シェーナ(劇唱)、重唱、合唱。
あまりにも数が多いので、5つのグループに分ける。
◇ 第1部 : 1765年 K.19c(21) 〜 1771年 K.74b までの15曲
◇ 第2部 : 1775年 K.209 〜 1778年 K.315b までの12曲
◇ 第3部 : 1780年 K.364a 〜 1783年 K.425b(431) までの17曲
◇ 第4部 : 1785年 K.479 〜 1788年 K.541 までの16曲
◇ 第5部 : 1789年 K.569 〜 1791年 K.620b までの13曲
一覧
- K.19c (21) アリア「行け、怒りにかられて」 1765
- K.23 アリア「誠実に身を守れ」 1766
- K.33i (36) レチタティーヴォ「いまや義務のとき」 アリア「ジギスムントの功績は」 1766
- K.61c (70) レチタティーヴォ「ベレニーチェに」 アリア「昇る太陽」 1769
- K.--- アリア「いとしい人よ、もし私の苦しみが」 1769 ?
- K.71 アリア「ああ、もはや慄えまじ」 (断片) 1769
- K.73A (Anh.2) アリア「不幸なのはあなたではありません」 1770
- K.73a (143) レチタティーヴォ「故に問題は」 アリア「天上を求めて」 1770
- K.73b (78) アリア「願わくは、いとしい人よ」 1770
- K.73c (88) アリア「あまたの苦難に会いて」 1770
- K.73D アリア「この父の抱擁ゆえに」 1770
- K.73d (79) レチタティーヴォ「おお、大胆なアルバーチェよ」 アリア「この父の抱擁ゆえに」 1770
- K.73e (77) レチタティーヴォ「哀れなる私」 アリア「哀れ幼な子よ」 1770
- K.73o (82) アリア「もし勇気と希望が」 1770
- K.73p (83) アリア「もしわが悩みのすべてを」 1770
- K.74b アリア「愛に心用いず」 1771
- K.209 アリア「運命は恋する者に」 1775
- K.209a アリア「冷たく痛む歯の」 1775
- K.210 アリア「尊み崇めて」 1775
- K.217 アリア「あなたは今は忠実ね」 1775
- K.255 レチタティーヴォ「幸福の蔭」 ロンド風アリア「私は汝を残し行く」 1776
- K.256 アリア「わが愛しき妻クラリーチェ」 1776
- K.272 レチタティーヴォ「ああ、私はそれを知っていた」 アリア「ああ、私の眼の前から去って」 1777
- K.294 レチタティーヴォ「アルカンドロよ、私はそれを告白する」 アリア「どこからこの愛情が来るのか」 1778
- K.295 レチタティーヴォ「わが唇に信なくば」 アリア「悲しむ心」 1778
- K.295a レチタティーヴォ「もはや、あなたの勝よ」 アリア「ああ、私を見棄てないで」 1778
- K.300b (316) レチタティーヴォ「テッサリアの人々よ」 アリア「不滅の神々よ、私は求めず」 1778
- K.315b (Anh.3) シェーナ(紛失) 1778
- K.365a (Anh.11a) レチタティーヴォ「おお愛よ、なぜそんな恐ろしい冗談を言うのか」 アリア「おののけ、愚かな心よ、そして苦しめ!」 1780
- K.368 レチタティーヴォ「されど、おお星々よ、彼汝らに何をなかせし」 アリア「岸辺近く願いぬ」 1781
- K.369 レチタティーヴォ「不幸なこの私はどこにいるの?」 アリア「ああ、語っているのは私ではない」 1781
- K.374 レチタティーヴォ「この胸に、ああ、いとしい人よ来て」 アリア「天が私にあなたを返して下さるとき」 1781
- K.382h (119) アリア「すばらしい愛の気持ちは」 1782?
- K.383 アリア「わが感謝を受けたまえ、やさしい保護者よ」 1782
- K.383h (440) アリア「あなたに望むは、おおわが夫よ」 1782
- K.384A (389) 二重唱「なんたる恐ろしき戦慄」 未完 1782
- K.416 レチターティーヴォ「わが憧れの希望よ」 ロンド「ああ、あなたはいかなる苦しみか知らない」 1783
- K.416b (435) アリア「千匹の竜の中をも我は行かん」 1783
- K.416c (433) アリア「殿方はいつもつまみ食いをしたがる」 1783
- K.417e (178) アリア「ああ、明したまえ、おお神よ」 1783
- K.418 アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」 1783
- K.419 アリア「いいえ、あなたにはできません」 1783
- K.420 アリア「願わくは問いたもうな」 1783
- K.432 (421a) レチタティーヴォ「かくて汝は裏切りぬ」 アリア「激しく堪えがたき苛責」 1783
- K.431 (425b) レチターティーヴォ「あわれ、おお夢よ!」 アリア「息吹くそよ風」 1783
- K.479 四重唱「せめて言っておくれ、どんな過ちをしたのか」 1785
- K.480 三重唱「いとしのマンディーナ」 1785
- K.480b (434) 三重唱「アマゾンの大王国」(未完) 1785
- K.489 二重唱「私には言えません」 1786
- K.490 劇唱「もういいの、私は全てを聞いた」 ロンド「恐れないで、愛する人よ」 1786
- K.505 レチタティーヴォ「どうしてあなたを忘れられようか」 ロンド「恐れないで、愛する人よ」 1786
- K.512 レチタティーヴォ「アルカンドロよ、私はそれを打ち明ける」 アリア「どこから来るのか私は知らない」 1787
- K.513 アリア「おお、娘よ、お前と別れる今」 1787
- K.528 劇唱「わが美しき恋人よ、さようなら」 アリア「とどまって下さい、いとしい人よ」 1787
- K.532 三重唱「君が偽りのおかげで」 1787
- K.537d アリア「われは汝に従わん」 1788
- K.538 アリア「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」 1788
- K.539 ドイツ軍歌「われはカイザーたらん」 1788
- K.540a アリア「私の安らぎは彼女にかかって」 1788
- K.540b 二重唱「この小さな手に免じて」 1788
- K.540c レチタティーヴォ「何というひどいことを」 1788
- K.541 アリエッタ「御手に口づけ」 1788
- K.569 アリア「強いられることなく自らの心より」 1789
- K.577 ロンド「君を愛する人の願いに」 1789
- K.578 アリア「大いなる魂と高貴な心」 1789
- K.579 アリア「喜びに躍りて」 1789
- K.580 アリア「はや、やさしき春はほほえむ」 1789
- K.582 アリア「誰が知るでしょう、いとしい人の苦しみを」 1789
- K.583 アリア「私は行きます、でもどこへ」 1789
- K.584 アリア「彼に目を向けたまえ」 1789
- K.592a (625) 喜劇的二重唱「いざ、いとしき乙女よ、共に行かん」 1790
- K.612 アリア「この美しい御手と瞳に」 1791
- K.615 フィナーレ合唱「みんな幸福に生きよう」 1791
- K.620b (Anh.78) 対位法習作(コラール)「ああ、天よりみそなわせる神よ」 1791
- K.621a (Anh.245) アリア「お前に別れを告げる、いとしい人、さようなら」 1788
K.19c (21) アリア「行け、怒りにかられて」
Aria for tenor "Va, dal furor portata."
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns
[ 65年 ロンドン ]
テキストはメタスタージョの台本によるオペラ「エツィオ」第2幕第4場から。
そのオペラは1764年に複数の作曲家により共作され、その中に神童ヴォルフガングによるアリアも挿入された。
テノール歌手チプランディに。
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K.23 アリア「誠実に身を守れ」
Aria for soprano "Conservati fedele"
編成 : 2 violins, viola, bass
[ 65年10月、66年1月加筆 ハーグ ]
1765年ハーグで作られ、翌66年1月にナッソーヴァイルブルク侯妃のために改正され、3月11日に宮廷で初演された。
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K.36 (33i) レチタティーヴォ「いまや義務のとき」とアリア「(ジギスムントの功績は)これこのように」
Recitative and aria (licenza) for tenor "Or che il dover" and "Tali e cotanti sono"
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons, 2 trumpets, timpani
[ 66年12月21日 ザルツブルク ]
作詞者不明。大司教ジークムント・フォン・シュラッテンバッハの叙階式記念日に、大司教に依頼されたこのリチェンツァ(オペラや祝賀の催し後の賛歌)が演奏された。
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K.70 (61c) レチタティーヴォ「ベレニーチェに」とアリア「昇る太陽」
Recitative and aria (licenza) for soprano "A Berenice" and "Sol nascente"
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
[ 69年か67年 ザルツブルク ]
ザルツブルク大司教フォン・シュラッテンバッハに敬意を表したリチェンツァ。
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K.--- アリア「いとしい人よ、もし私の苦しみが」
Aria for soprano "Cara, se le mie pene"
[ 69年? ザルツブルク ]
作詞者や作曲の目的は不明。1960年代にプラートにより発見。
K.71 アリア「ああ、もはや慄えまじ」(断片)
Aria for tenor "Ah, piu tremar non voglio." (fragment)
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
[ 69年終か70年初 ザルツブルクかイタリア ]
メタスタージョ詞「デモフォンテ」第1幕から。作曲の目的は不明。
K.73A (Anh.2) アリア「不幸なのはあなたではありません」(紛失)
Aria "Misero tu non sei" from Pietro Metastasio's "Demetrio"
[ 70年1月26日 ミラノ ]
メタスタージオのオペラ「デメートリオ Demetrio」から。この曲は残っていない。
旅先のミラノからザルツブルクにいる姉へ宛てた次の手紙にある。
(姉への手紙から)
ちょうど「デメートリオ」のアリアを1つ書き終ったところです。マントヴァで「デメートリオ」が上演されました。
プリマ・ドンナは歌はうまいけど声が低いので、演技を見ずに歌だけを聴いていると、歌っていないのかと思うほどです。
ただめそめそ泣いているみたいで、そんなのを聴いても、さっぱり目新しく思われません。
セコンダ・ドンナはまるで擲弾兵みたいに堂々としていて、声も良く、初めて演ずるにしては、歌もほんとに悪くありません。
プリモ・ウオーモは歌はきれいだけど声にむらがある。カセッリという人です。
セコンド・ウオーモはもう年寄りで、僕の好みではありません。
テノールはオッティーニという人で、歌はまずくないけど、イタリアのテノールが皆そうであるように、重苦しい。
K.73a (143) レチタティーヴォ「故に問題は」とアリア「天上を求めて」
Recitative and aria for soprano "Ergo interest" and "Quaere superna"
編成 : 2 violins, viola, bass, organ
[ 70年2月 ミラノ ] ほぼ同年齢の2人のカストラートのために。イタリア・オペラ風の華やかな曲。
自筆譜の書体研究によれば1773年末の作といもいう。
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K.73b (78) アリア「願わくは、いとしい人よ」
Aria for soprano "Per pieta, bell'idol mio."
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
[ 70年2月か3月 ミラノ ]
メタスタージオ詞「アルタセルセ」から。
第6版ではミラノでの作とされていたが、新全集では1765-66年の西方大旅行中、または68年のウィーン旅行中の作ではないかと推測されている。
(詩)
哀れと思って下さい、私のいとしい人よ。私を恩知らずと思わないで下さい。
天は私をこれほどに苦しめて不幸にしたのだから。
K.73c (88) アリア「あまたの苦難に会いて」
Aria for soprano "Fra cento affanni"
編成 : 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets
[ 70年2月か3月 ミラノ ]
メタスタージオ詞「アルタセルセ」から。無実の罪で死につくアルバーチェの恐れと絶望を歌う。同じ題材のK.78, 79よりも野心的な作。
(詩)
あまたの苦難に震えながら、心臓から冷たい血が流れ出るのをおぼえる
K.73d (79) レチタティーヴォ「おお、大胆なアルバーチェよ」とアリア「この父の抱擁ゆえに」
Scena (Recitative and aria) for soprano "Oh, temerario Arbace!" and "Per quel paterno amplesso"
編成 : 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns
[ 70年2月か3月 ミラノ ]
メタスタージオ詞「アルタセルセ」から。
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K.73e (77) レチタティーヴォ「哀れなる私」とアリア「哀れ幼な子よ」
Recitative and aria for soprano "Misero me" and "Misero pargoletto"
編成 : 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns
[ 70年3月初 ミラノ ]
メタスタージオ詞「デモフォンテ」から。近親相姦を嘆くティマンテの歌。誰のための作か不明。
前3曲とともに3月12日にフィルミアン伯爵邸で初演された。
(詩)
哀れな子よ、お前は運命を知らないのだ。
しかし決して言うまい、お前の父が誰であるかを。
K.73o (82) アリア「もし勇気と希望が」 ヘ長調
Aria for soprano "Se ardire, e speranza."
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 flutes, 2 horns
[ 70年4月25日 ローマ ]
メタスタージォ詞「デモフォンテ」から。死刑に処せられる恋人のために天に祈るティマンテの歌。
→ 詳細
K.73p (83) アリア「もしわが悩みのすべてを」 変ホ長調
Aria for soprano "Se tutti i mali miei"
編成 : 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 trumpets
[ 70年4月か5月初 ローマ ]
メタスタージォ詞「デモフォンテ」から。
王に背いて王子と愛し合っていたディルチェアが、許嫁に出会って自分の悩みを歌う。
後半はハ短調。162小節の初稿と125小節の再稿がある。
(詩)
もし私の悩みのすべてを、あなたに告げることができたら、
やさしい心臓ははり裂けるでしょう。
K.74b アリア「愛に心用いず」
Aria for soprano "Non curo l'affettlo"
編成 : 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, 2 horns
[ 71年1月か2月 ミラノかパヴィア]
メタスタージォ詞「デモフォンテ」から。
結婚を拒まれたクレウーザが、傷ついた自尊心から、自分を愛している彼の弟をそそのかして復讐しようとする。
弟は弱腰で頼りにならない。それを彼女は皮肉る。
(詩)
私は臆病で勇気のない求愛者の愛情を育てる気はない。
[Top] Apr. 17, 1999