Mozart con grazia > セレナーデ > 第3番 ニ長調
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K.185 (167a) セレナード 第3番 ニ長調

  1. Allegro assai ニ長調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante ヘ長調 2/4 ヴァイオリン独奏、ニ部形式
  3. Allegro ヘ長調 2/4 ヴァイオリン独奏、ロンド形式
  4. Menuetto ニ長調 3/4
  5. Andante grazioso イ長調 2/4 ソナタ形式
  6. Menuetto ニ長調 3/4 トリオでヴァイオリン独奏
  7. Adagio - Allegro assai ニ長調 3/4 - 6/8 ソナタ形式
編成
作曲 1773年7〜8月 ウィーン

ザルツブルクのアントレッター家の依頼で。そのため「アントレッター・セレナード」と呼ばれる。 父の書簡をもとに、当家の息子ユーダス・タデウス Judas Thaddaeeus が大学を卒業するので、その祝典用に大学のフィナール・ムジークとして作曲したものとされている。 ウィーンに滞在中に作曲し、「行進曲ニ長調 K.189」と一緒にザルツブルクに送った。 自筆譜に父の手で「ボローニャおよびヴェローナのアカデミー会員、騎士アマデーオ・ヴォルフガンゴ・モーツァルト氏作曲のセレナード」とイタリア語で書かれ、 1773年と作曲地ウィーンが記されている。 ただし、「アントレッター・セレナード」と呼ばれるべきものは「ディヴェルティメント ニ長調 K.205 (167A)」だとする説もある。

8月初め、ヨーゼフ・マイスナーの指揮で初演されたという。

ヴァイオリン・ソロがある第2楽章はケッヘルが最初K.Anh.231としたもの。 終楽章ではクリスチャン・バッハのアリア「Non so d'onde viene」の冒頭旋律が用いれている。

演奏
CD [DENON COCO-6530] t=32'57
カントロフ Jean-Jacques Kantorow (vn), ハーガー指揮 Leopold Hager (cond), オーヴェルニュ室内管弦楽団 Orchestre d'Auvergne
1989年5月、ヴィック・ル・コント、サント・シャペル教会

 

K.189 (167b) 行進曲 ニ長調

    Andante ニ長調 2/4 ソナタ形式

関連する行進曲 K.189 (167b) は普通の行進曲と違い、アンダンテと指示されたソナタ形式で書かれている。 これも「ディヴェルティメント ニ長調 K.205 (167A)」との関連が指摘されている。

演奏
CD [キング KICC 6039〜46] t=4'11
ボスコフスキー指揮 Willi Boskovsky (cond), ウィーン・モーツァルト合奏団 Vienna Mozart Ensemble
1965年
CD [PHILIPS 32CD-486] t=4'20
マリナー指揮 Neville Marriner (cond), アカデミー室内管弦楽団 Academy of St. Martin-in-the-Fields
1981年11月、ロンドン
CD [COCO-78047] t=4'16
グラーフ指揮 Hans Graf (cond), ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 Salzburg Mozarteum Orchestra
1988年5月、ザルツブルク

 

K.185 (167a) 交響曲 ニ長調

  1. Allegro assai ニ長調(第1楽章)
  2. Andante grazioso イ長調(第5楽章)
  3. Menuetto ニ長調(第6楽章)
  4. Adagio - Allegro assai ニ長調(第7楽章)

ザルツブルクで作られた長大なセレナードから、交響曲やヴァイオリン協奏曲を取り出すことができる。 モーツァルト自身がそうしたやり方で作ったものとしては、「ハフナー交響曲」が有名であるが、その他にも同様のものがあり、この「アントレッター・セレナード」から改造された交響曲もそうである。 これは7つの楽章からヴァイオリン独奏がある第2、第3、第6楽章を落として、シンフォニーに改造したものである。 その楽譜は見つかっていないが、上記の4楽章構成であるとされている。

演奏
CD [ポリドール FOOL 20370] t=28'00
ホグウッド指揮 Christopher Hogwood (cond), エンシェント室内管弦楽団 Academy of Anchent Music
1979年頃、ロンドン
CD [SONY SRCR-8623〜4] t=28'37
ヴァイル指揮 Bruno Weil (cond), ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 Tafelmusik
1991年1月〜2月、カナダ、オンタリオ州キッチナー

 

K.185 ヴァイオリン協奏曲

  1. Andante ヘ長調(第2楽章)
  2. Menuetto ニ長調(第6楽章)
  3. Allegro ヘ長調(第3楽章)

ヴァイオリン独奏がある第2、第3、第6楽章を次の順に並べ、一つのヴァイオリン協奏曲として見たてることができる。

演奏
CD [koch schwann WWCC 1097] t=15'50
シュナイダー Gottfried Schneider (vn), シュタードルマイヤー指揮 Hans Stadlmair (cond), ミュンヘン室内管弦楽団 Munchener Kammerorchester
演奏年不明(1990年頃)

 

アントレッター家

ザルツブルクのモーツァルト広場4番地に住む。モーツァルト家と親しい関係にあった。 地方長官兼軍事参事官ヨハン・エルンスト・フォン・アントレッター Johann Ernst Edler von Antretter(1792年没)と、後妻マリア・アンナ・エリーザベト Maria Anna Elisabeth (旧姓バウムガルトナー Baumgartner ) のほか、以下の息子たちの名前が知られている。 なお、アンドレッター Andretter と綴ることもある。

 

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2004/04/11
Mozart con grazia