Mozart con grazia > セレナード >
17
age
61
5
62
6
63
7
64
8
65
9
66
10
67
11
68
12
69
13
70
14
71
15
72
16
73
17
74
18
75
19

76
20
77
21
78
22
79
23
80
24
81
25
82
26
83
27
84
28
85
29
86
30
87
31
88
32
89
33
90
34
91
35
92

セレナード 第5番 ニ長調 K.204 (213a)

  1. Allegro assai ニ長調
  2. Andante moderato イ長調
  3. Allegro イ長調
  4. Menuetto ニ長調
  5. Andante ト長調
  6. Menuetto ニ長調
  7. Andantino grazioso - Allegro ニ長調 変則的なロンド形式
〔編成〕 2 ob (fl), fg, 2 hr, 2 tp, 2 vn, va, bs
〔作曲〕 1775年8月5日 ザルツブルク
1775年8月

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031


自筆譜に書かれた日付がなぜか消されてあり、現在は上記のように判読されているという。 ザルツブルク大学の修了式のためのフィナール・ムジークと見られ、ナンネルの日記に「8日に、論理課程生のために作った弟のフィナール・ムジークの練習があった」と書かれているのがこの曲のことであるとされている。 終楽章はヴァイオリン協奏曲第4番(K.218)の終楽章に似た特異なロンドで、様々な工夫が凝らされてある。

〔演奏〕
CD [COCO-6530] t=32'46
カントロフ Jean-Jacques Kantorow (vn), ハーガー指揮 Leopold Hager (cond), オーヴェルニュ室内管弦楽団 Orchestre d'Auvergne
1989年5月、ヴィック・ル・コント

〔動画〕
[http://www.youtube.com/watch?v=QYe9nplw8FE] (1) t=5'43
[http://www.youtube.com/watch?v=Zg3svKwJtOo] (4) t=3'00
演奏不明

 

行進曲 ニ長調 K.215 (213b)

〔編成〕 2 ob, 2 hr, 2 tp, 2 vn, 2 va, bs
〔作曲〕 1775年8月 ザルツブルク

作曲の時期や調性、さらに楽器編成からセレナーデ第5番 K.204 の入退場のための行進曲と見られる。 すなわち、この曲を演奏しながら楽士が会場に入り、セレナードを演奏したのち、再びこの曲により退場したのである。

〔演奏〕
CD [キング KICC 6039-46] t=3'01
ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツァルト
1964年
CD [COCO-78047] t=3'05
グラーフ指揮モーツァルテウム
1988年5月

〔動画〕
[http://www.youtube.com/watch?v=uROWbrfOy8Q] t=3'10
グラーフ指揮モーツァルテウム

 

交響曲 ニ長調 K.204

  1. Allegro assai ニ長調
  2. Andante ト長調
  3. Menuetto ニ長調
  4. Andante grazioso - Allegro ニ長調

セレナーデから協奏曲風の第2・第3・第4楽章を除いて改編したものだが、オリジナルより演奏の機会が多く、好評だったと思われる。 ザルツブルク宮中顧問官シーデンホーフェンが残した日誌に8月9日と23日に「食事のあと、モーツァルトのフィナール・ムジークに行く」と書かれてあり、そこで演奏されたのはこの交響曲版であろうと推測されている。 また、ウィーンで自立をはたし、精力的に音楽活動を始めた頃、ザルツブルクの父へこの曲を送って欲しいと書いている。

1783年1月4日、ウィーン
ヴィーンでぼくが書いたこないだのハフナー音楽については、原譜でも写譜でも、どちらを送ってくださってもかまいません。 だって、いずれぼくの音楽会のためになんども写譜をさせなくてはならないでしょうから。 次にあげる(4つの)シンフォニーも、できるだけ早くほしいです。

(譜例は http://www.zeno.org/Musik/I/6102207a から)

(譜例は http://www.zeno.org/Musik/I/6102208a から)
[書簡全集 V] p.323
ここで譜例をあげている4つのシンフォニーのうち最初の一つがこの交響曲であり、ほかの3つは K.201K.182K.183 である。

〔演奏〕
CD [ポリドール FOOL 20370] t=25'13
ホグウッド指揮
1984
CD [SONY SRCR-8623〜4] t=24'46
ヴァイル指揮ターフェルムジーク・バロック
1991

 

K.204 ヴァイオリン協奏曲 イ長調

  1. Andante moderato
  2. Menuetto et Trio
  3. Allegro

7楽章からなるセレナード中で独奏ヴァイオリンが優美に歌い上げる協奏曲風の3つの楽章(第2、第4、第3楽章)を取って後世に編集された。

〔演奏〕
CD [koch schwann WWCC 1097] t=17'01
シュナイダー (vn), シュターデルマイアー指揮ミュンヘン室内管弦楽団
 


〔参考文献〕

 

Home K.1- K.100- K.200- K.300- K.400- K.500- K.600- App.K Catalog
 
2012/01/08
Mozart con grazia