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行進曲 ハ長調 K.214

〔編成〕 2 ob, 2 hr, 2 tp, 2 vn, 2 va, bs
〔作曲〕 1775年8月20日 ザルツブルク
1775年8月

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対応するセレナーデあるいはディヴェルティメントが見つからない。 行進曲はセレナードやディヴェルティメントを演奏する楽師たちの入退場用に作られので、この種の曲が独立して書かれることはなかった。 すると、対応する曲が失われたか、それともこの行進曲は別人の曲に付けられたものか?
この曲が作られた前後にザルツブルク宮廷顧問官シーデンホーフェンは日記に次のように書いている。

1775年8月9日
食後モーツァルト氏の作曲したフィナル・ムジークの演奏。 私は、H.フォン・ルイドル及び妹と一緒にまずミラーベルに行き、それから大学へ行った。 出会った知人はバリザーニ、ロエーゼ、ロービニヒ等。
1775年8月23日
食後モーツァルトの作曲によるフィナル・ムジークの演奏。 その折ロービニヒ、バリザーニ、ダウブラヴァイク、モーツァルト等を見かけた。
[ドイッチュ&アイブル] p.118
という記録が残っている。 8月9日のフィナル・ムジークとは「セレナード・ニ長調 KV204 (213a)」の交響曲版と考えられ、8月23日のフィナール・ムジークもおそらく同じセレナードとみられている。 時期的に考えると、この行進曲(K.214)はそのために作られたとしてもよいかもしれないが、調性や楽器編成が合わず、そのセレナードのための行進曲は「ニ長調 K.215 (213b)」と見られている。 このようなことから、この行進曲(K.214)は迷子の作品となっている。

〔演奏〕
CD [キング KICC 6039-46] t=3'30
ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツァルト合奏団
CD [COCO-78047] t=3'38
グラーフ指揮モーツァルテウム管弦楽団
1988年

〔動画〕

〔参考文献〕


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2017/01/22
Mozart con grazia