| Mozart con grazia > ピアノ協奏曲 > 第10番 変ホ長調 |
| 17 age |
61 5 |
62 6 |
63 7 |
64 8 |
65 9 |
66 10 |
67 11 |
68 12 |
69 13 |
70 14 |
71 15 |
72 16 |
73 17 |
74 18 |
75 19 |
76 20 |
77 21 |
78 22 |
79 23 ▲ |
80 24 |
81 25 |
82 26 |
83 27 |
84 28 |
85 29 |
86 30 |
87 31 |
88 32 |
89 33 |
90 34 |
91 35 |
92 |
K.365 (316a) ピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調Concerto for two pianos in F flat [No.10]
■編成 2 p, 2 ob, 2 fg, 2 hr, 2 vn, va, bs |
編成楽器に 2 cl, 2 tp, timp を加える版もある。 これらはウィーンに移ってから追加されたかもしれない。 また、作曲時期について、タイソンによると1775から1777年の間ともいう。
2台のピアノ用。父の家で行われていた音楽会用に、彼自身と姉のために作曲したと推定されている。
3台のピアノのための協奏曲ヘ長調 K.242 をのちに2台用に編曲したのもあるが、最初から2台のために作ったものはこれが唯一。
父の手から離れ、母とともに出かけた職探しの旅。
生まれて初めて味わった自由。
しかし旅先で母を失い、そして最後の希望であったアロイジアにもふられて、モーツァルトは負け犬となってザルツブルクへ帰らなければならなかった。
退屈な田舎町に戻って最初に手がけたのがこのピアノ協奏曲だった。
失意のうちに帰郷し、嫌悪しっきていた大司教の従僕に戻されたにもかかわらず、オカールの言葉によれば、
あれほど多くの失望のあとでは、悲壮で引きつった音楽が出て来て当然だろうと人は思う。しかし驚くべきことに、そんなものは一つも見られない。ここにもモーツァルトの音楽を聴く者が心得ておかなければならない秘密の鍵(あるいは「モーツァルトの美学」と言ってもよい)がある。 刺激の乏しい地方都市に閉じ込められ、聴く耳を持たない尊大な田舎貴族たちに囲まれ、「ここではイスやテーブルに聴かせているようなものです」と言いながらも、後のウィーン時代の作品を思わせる傑作を次々に残したが、この曲もその一つ。
1778年7月3日、母がパリで死去。それをザルツブルクの父へ伝える有名な手紙の中で「ところで、シュレーターの協奏曲をザルツブルクでお持ちかどうか、お知らせください」と書き、さらに7月31日の手紙で姉ナンネルに「シュレーターの協奏曲集を送ります」と書いていることから、この作品についてアインシュタインはザクセン出身のピアニスト、シュレーター(Johann Samuel Schoeter, 1752 - 1788.11.2)の影響を受けていると推測している。
モーツァルトと同様に短い生涯を閉じたシュレーターの作品に無関心でなかったことは確かで、当時ロンドンで活躍していたシュレーターのピアノ協奏曲のために書いたカデンツァがいくつか残っている。モーツァルト自身が演奏するときはその必要がないので、たぶん弟子がシュレーターのピアノ協奏曲を演奏するときのために書いたものであろう。
<注>ただし、編者はシュレーターの曲を聴いたことがなく、また、アインシュタインが推測している具体的な影響について「どこが、どのように」と示すことはできない。
すべて手持ちの文献から得た情報であることをお断わりしておきたい。
第3楽章にディヴェルティメント変ホ長調(1776年 K.252)の終楽章で使われた民謡が出てくる。
1781年11月23日、アウエルンハンマー邸でヨゼファ嬢と共演した。
さらに1782年5月26日の第1回アウガルテン演奏会でも同嬢と共演した。
その際クラリネットやトランペット、またティンパニなどを補強したらしい。
その楽譜は1801年にオッフェンバッハのヨハン・アンドレから出版された。
自筆譜はベルリンのDeutsche Staatsbibl.にある? ザルツブルクSt.Peter (Stiftarchiv)に第1と第3楽章のカデンツァがある。
■演奏
![]() |
CD [Music & Arts CD-895] t=25'20 バドゥラ=スコダ Paul Badura-Skoda (p), ベラ Dagmar Bella (p), フルトヴェングラー指揮 Wilhelm Furtwaengler (cond), ウィーン・フィル Vienna Philharmonic Orchestra 1949年2月8日、 the Musikvereinsaal, Vienna |
![]() |
CD [ポリドール F28L-28067] t=25'30 アシュケナージ Vladimir Ashkenazy (p), バレンボイム Daniel Barenboim (p, cond), イギリス室内管弦楽団 English Chamber Orchestra 1972年4月、ロンドン |
![]() |
CD [TELDEC WPCS-10099] t=24'10 エンゲル Karl Engel (p), Till Engel (p), ハーガー指揮 Leopold Hager (cond), ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 Mozarteum Orchester Salzburg 1977年頃、モーツァルテウム大ホール |
![]() |
CD [TELDEC 27P2-2242] t=25'03 グルダ Friedrich Gulda (p), コリア Chick Corea (p), アーノンクール指揮 Nikolaus Harnoncourt (cond), アムステルダム・コンセルトヘボー Concertgebouw Orchestra, Amsterdam 1983年6月、アムステルダム |
![]() |
CD [PHILIPS PHCP-101] t=25'02 ラベック姉妹 Katia Labeque (p), Marielle Labeque (p), ビシュコフ指揮 Semyon Bychkov (cond), ベルリン・フィル Berliner Philharmoniker 1989年2月、ベルリン |
![]() |
CD[TELDEC WPCS 21219] t=22'39 アルゲリッチ Martha Argerich (p), ラビノヴィチ Alexandre Rabinovitch(p), フェーバー Joerg Faeber 指揮, ヴュルテンベルク室内管弦楽団 1995年1月、ハイルブロン、リーダーハレ |
| Home | K.1- | K.100- | K.200- | K.300- | K.400- | K.500- | K.600- | App.K | Catalog |