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■編成 S, A, T, Bs
■作曲 1765年7月 ロンドン
宗教的マドリガル、すなわち、多声の宗教的声楽曲。 この曲では詩編第46章第1節(英訳)
God is our refuge and strength,を2度反復する。
a very present help in trouble.
この曲はイギリスのマドリガルから受けた印象や、ヘンデルの合唱曲などの影響を受けているという。
ト短調の厳粛な曲想と緊迫感、9才にして既に劇的な効果を追求している。
父レオポルトが「やさしい音楽、外面的な(描写)音楽」に傾いていたのに対して、息子ヴォルフガングは幼少の頃から「むずかしい音楽、内面的な音楽」を書いていた。
なお、「9才のモーツァルトにとって音符よりも歌詞を書き込むのが大変だったようで、小節線を歪んで書き入れている」(モーツァルト辞典、東京書籍 p.213)という話は右上の写真を見ると、「なるほど」と分かる。
大英博物館を訪れたときパリで作曲出版されたソナタK.6-9とこの四重唱を献呈した。
左は1763年にカルモンテル(Carmontel、本名 Louis Carrogis, 1716 - 1806)によって描かれたパリで合奏するモーツァルト一家の有名な水彩画。
クラヴィーアに向かい、足が床にとどかない少年(6・7才頃)がこのような宗教曲を書いたとは驚くべきことである。
アインシュタインは「多声音楽を書くということは、一般に天才児の早熟の最善、最高の証拠である」と言っている。
■演奏
| PHILIPS 422 752-2 |