| Mozart con grazia > アリア > 「誠実に身を守れ」 |
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K.23 アリア「誠実に身を守れ」Aria for soprano "Conservati fedele"■編成 S, 2 vn, va, vc, bs ■作曲 1765年10月、66年1月加筆 ハーグ |
モーツァルトは70曲以上ものアリアを残したが、これについてアインシュタインは次のように言っている。
音楽堂においても、礼拝堂においても、アリアは全く正統な形式であったのであるから、モーツァルトが全生涯にわたってコンチェルト・アリアを作曲しつづけ、それに彼の人声のための案出の全技術、彼のオーケストラの全財産を活用したことも怪しむにたらないのである。[アインシュタイン] p.485
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1766年5月16日(レオポルトからハーゲナウアーに)ここで「6曲のソナタ」とは、いわゆる「ハーグ・ソナタ集」(K.26〜K.31)のことであり、これは「作品4」として出版された。 しかし「侯妃のために作らなければならないソナタ」とは具体的にどの曲かはわからない。 さらにこの頃の作品を記したレオポルトによる初期のモーツァルト作品目録によると、「15曲のイタリア語のアリア」が作られているが、現存するのは「行け、怒りにかられて」と「誠実に身を守れ」の2曲だけであり、ほかは失われてしまった。 したがって3月11日の音楽会で演奏されたのはこの「誠実に身を守れ」だろうということになっている。
私どもはアムステルダムから、フォン・オランニエ公の祝祭(これは3月11日で、しかもしばらくのあいだ続きました)のために、ふたたびデン・ハーグにまいりました。 ここでわれらが幼き作曲家は、ヴァイオリンの伴奏を伴うクラヴィーアのための6曲のソナタを、公の姉君、つまりナッサウ・ヴァイルブルク侯妃のために作曲することを依頼されましたが、これらのソナタはまた同時に版刻されました。 さらに彼は公の音楽会で何かを作曲し、また侯妃のために、アリアを作らなければなりませんでした。[書簡全集I] p.256
詞はメタスタージョ「アルタセルセ」第1幕第1場から。 ペルシャ王セルセ暗殺の罪で投獄されたアルバーチェが父アルタバーノから死刑を宣告される。 王子アルタセルセにより裁きを下さなければならない立場におかれたアルタバーノこそが実は真犯人であった。 アルバーチェが立ち去るところでマンダーネ(アルタセルセの妹であり、アルバーチェの恋人)が次のように歌う。
Conservati fedele
Pensa ch'io resto, e peno,
E qualche volta almeno
Ricordati di me.
Ch'io per virtu d'amore,
Parlando col mio core,
Ragionero con te.
いつまでも忠実に、わたしが残って悲しんでいることも考えて、恋する相手を「お前」と呼んでいるのは少し不自然であるが、ここでアインシュタインは「アルバーチェの母親マンダーネが息子にいい聞かせる」歌と解釈しているからである。
ときにはわたしのことを思い出しておくれ。
だってわたしは自分の心と話すたびに、
わたしの愛の力でお前と語りあうだろうから。[アインシュタイン] pp.485-486
■演奏
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CD [Brilliant Classics 93408/2] t=6'59 Miranda van Kralingen (S), European Sinfonietta, Ed Spanjaard (cond) 2002年8月、オランダ、ハーグ、Nieuwe Kerk |
■引用文献
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