| Mozart con grazia > 四手のためのピアノ・ソナタ > ソナタ ト長調 |
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作曲の動機は不明。 第1楽章は展開部第9小節で中断。 第2楽章は第1奏者のパートがメモ程度しかなく、第158小節で中断。 今日ではユリウス・アンドレが補作した初版(1853年)が一般的に演奏されているが、2つの楽章はそれぞれ別の目的で書かれたものらしいので、一つの作品として未完に終ったものかどうかは謎である。 自筆譜は1938年以来行方不明なので、手がかりなし。
アレグロ楽章は K.497 と、アンダンテ楽章は K.501 と関連するものとして、それぞれ K.497a と K.500a とにおかれ、第6版から切り離されていた。 コンスタンツェがアンドレに宛てた手紙にそのようなことが書かれてあることを踏まえてであったが、しかし新全集では、それについての明確な根拠がないことから、再び一緒にして(ただしアンドレの補作部分を除いて)いる。 作曲の目的や、未完に終った理由はわからないままである。 アインシュタインは
仕上がらなかったばかりでなく、いわば成熟しきっていないこの作品については、われわれの知らない特別な事情があるにちがいない。 ハ長調ソナタがカルル・マリーア・ヴェーバー様式の予告だとしたら、この二楽章、ことにハ長調の中間部を持つアンダンテはフランツ・シューベルトの四手の楽曲の予兆である。と評している。 ここで、「ハ長調ソナタ」とは K.521 のことであり、また、「成熟しきっていない」というのは、四手のためのピアノ・ソナタというジャンルにおける「王冠」と称される「ヘ長調ソナタ K.497」によって克服された境地より前の段階に戻ったようにアインシュタインは感じ取っているからである。浅井真男訳「その人間と作品」白水社 p.371
■演奏
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CD[PHILIPS-422-516-2] t=12'39 ヘブラー, ホフマン (p) 1976年3月、アムステルダム 補作版 |
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CD[キング K32Y 297] (497a) t=3'54 デュオ・クロムランク (p) 1984年9月、ビクター青山スタジオ |
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CD[VALOIS V4621] t=11'40 バドゥラ=スコダ, デムス (p) 1988年 アンドレ補作 |
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CD[ASV CD DCA 792] t=12'36 フランクル, ヴァーシャーリ (p) 1992年 |
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CD[KKCC-4123-4] (497a) t=3'35 オランダ・ソロイスツ・アンサンブル 1992年 |
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