Mozart con grazia > ピアノ四重奏曲 > 第1番 ト短調
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K.478 ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調

  1. Allegro ト短調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante 変ロ長調 3/8 ソナタ形式
  3. Allegro moderato ト長調 2/2 ロンド形式

編成 p, vn, va, vc
作曲 1785年10月16日 ウィーン

ピアノと弦楽三重奏のための四重奏曲というジャンルは極めて珍しく、ハイドンも手掛けなかった。 モーツァルトが何故この領域に着手したか謎。 前年の五重奏曲K.452の成功と出版社ホフマイスターからの依頼(契約では3曲)が動機となったと推測される。 ところが、モーツァルトの作品は難しいとされていたようで、ホフマイスターは「もっと俗っぽく書いてくれないと、君の作品はこれからもう印刷できないし、支払いも出来ない」と書き送っている。 そこでモーツァルトは、もう1曲のピアノ四重奏曲(変ホ長調K.493)の出版契約を解除し、翌年ホフマイスターのライバル社であるアルタリア社から出版した。

ト短調はモーツァルトの運命の調性とも言われ、アインシュタインは第1楽章の荒々しい主題を「ベートーヴェンの第5シンフォニーの4つの音符と同様に、運命のモティーフと呼んでも正当であろう」と評し、 終楽章の(のちのピアノ・ロンド K.485 の芽となる)主題については「これはモーツァルトの天国である。まったく無意識に現前している旋律の花であり、誰も手を触れずにそのままにしておかなくてはならない、 神の贈物である。」とやや感傷的な感想を残している。

それにしても、「フィガロの結婚」の作曲にとりかかろうとする矢先に、このような曲を書いたのはどのような心境からなのだろうか。

演奏
CD [UCCD-9140] t=23'06
カーゾン Sir Clifford Curzon (p), アマデウス弦楽四重奏団員 Norbert Brainin (vn), Peter Schidlof (va), Martin Lovett (vc)
1954年9月、ロンドン
CD [AMON RA CD-SAR31] t=28'16
バーネット (fp), ザロモンSQ(古楽器)
1987年
古楽器使用、fpは Rosenberger, 1798, Vienna
CD [EMI CDC 7540082] t=27'46
コラール (p), ミュイールQ
1989年
CD [ARCANA A7] t=25'45
パドゥラ・スコダ (fp), ケルテス (vn), リゲティ (va), ペルトリーニ (vc)
1993年
※古楽器使用、fpは1790年、vnは18世紀、vaは1651年、vcは17世紀。

 


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2004/12/19
Mozart con grazia