| Mozart con grazia > ピアノ協奏曲 > 第22番 変ホ長調 |
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K.482 ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調Concerto for piano in E flat [No.22]
■編成 p, fl, 2 cl, 2 fg, 2 hr, 2 tp, timp, 2 vn, 2 va, bs |
年末の予約演奏会のために。 その演奏会の予約会員は120人で、大急ぎで3回行われたが、日時、場所、演奏された曲についての詳細は不明。
オーボエの代わりにクラリネットを使っている点で、第22番 K.482、第23番 K.488、第24番 K.491の3つは彼のピアノ協奏曲の中で例外的な作品。
(ピアノ協奏曲でクラリネットが使用されたのは、この第22番 K.482が最初)
特に K.482と K.488は双子の作品とみなされている。さらに K.482ではトランペットとティンパニも使われている。第2楽章の主題には透明なかなしさがあり、初演でアンコールされたという。
この曲について、父レオポルトは「びっくりするほど難しい」と言った。
自筆譜はチュービンゲン大学図書館にある。モーツァルト自身によるカデンツァは残されていない。
第23番 K.488とともに、《フィガロ》 K.492との共通性(たとえば、オペラ・ブッファ風の快活さを備えていること、形式上の制約が緩やかであることなど)を持っているといわれている。
初演は1785年12月23日ブルク劇場で。 それは音楽芸術家協会が会員未亡人と遺児のために催されたもので、ディッタースドルフ(Karl Ditters von Dittersdorf 1739-99)のオラトリオ「エスター Esther」が上演された。 その第2日目の幕間に、モーツァルトがこのピアノ協奏曲を演奏し、好評だったことが当時の新聞記事に残っている。 このとき、珍しく第2楽章がアンコールされた。
第2楽章のアンコールについて
ハ短調のアンダンテは、或る強引なものを持ち出してくる。それはあからさまな表現であり、ほとんど嘆きと、いつわりの慰めと、絶望と、あきらめの展示である。 モーツァルトは全く新しい意味で(つまり19世紀の意味で)短調と長調のコントラストを利用しつくしている。ヴィーン人が12月23日のモーツァルトのアカデミーの際、この楽章の直接的な訴えかけを理解し、それを繰り返し演奏するように求めたということは、文化的に重要な事実である。 モーツァルト自身もこのことに驚いている。
[参考] アインシュタイン「モーツァルト、その人間と作品」 p.420 (浅井真男訳)
(父レオポルトからナンネルへの手紙) 1786年1月13日
そのとき彼は、ちょっと珍しいことだが、アンダンテをアンコールしなければならなかった。
[参考] 海老沢・高橋「モーツァルト書簡全集 VI」 p.225
オペラ・ブッファ風の快活さを顕著に表している第3楽章の軽快なロンドの途中に優雅なメヌエットが突如現れるが、この型破りな工夫は1777年の変ホ長調のピアノ協奏曲 K.271(通称「ジュノム」)で既に行っている。
■演奏
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CD [TOCE-9188] t=35'21 フィッシャー (p) 指揮ウィーン・フィル 1946年8月、ザルツブルク、Mozarteum |
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CD [Music & Arts CD-895] t=36'12 バドゥラ=スコダ (p), フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1952年1月、ウィーン、the Schönbrunner Schlosstheater |
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CD [POCG-7127] t=39'03 ルドルフ・ゼルキン (p), アバド指揮ロンドンSO 1984年10月、ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクェア カデンツァはゼルキン |
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CD [PHILIPS 28CD-3001] t=34'56 内田光子 (p), テイト指揮イギリスCO 1986年7月、ロンドン、セント・ジョンズ・チャーチ カデンツァは内田光子 |
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