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K.494 ピアノのためのロンド ヘ長調Rondo for piano in F
■作曲 1786年6月10日 ウィーン |
自作カタログに6月10日付けで「クラヴィーアのための小ロンド」と記入されている。
父から独立し、ウィーンでピアノの生徒をとって生活の糧としたが、その際、弟子の力量に合わせたピアノ曲を作った。
この曲は、トラットナー夫人やアウエルンハンマー嬢などよりも技量の低い生徒のために書かれたロンドの一つ。
ただし、誰なのかは不明。
親しみやすい旋律で、ほとんど中音部にとどまっている無邪気なロンド(アインシュタイン)ではあるが、それだけに短調部の蔭りは美しい。 2年後に、様式のまったく違う曲と組み合わせて、ウィーンのホフマイスターから 「フォルテピアノまたはクラヴサンのためのソナタ」(K.533)として出版した。 そのとき、この曲の終り近くに26小節が付け加えられ、終楽章に置かれたが、追加された対位法的なカデンツァと低音域の終結部の性格的に異なるものが違和感なく聴くことができる。 アインシュタインは「あまりに豊かで完全なので、門外漢は様式の分裂に気づかないだろう」と評している。 なお、ロンド単独としては1787年に出版されているが、最終的に作曲者自身が一つのソナタとしてまとめたことを尊重し、新全集は「ピアノソナタ第15番」として扱っている。
■演奏
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CD [EMI TOCE-11559] t=5'59 ギーゼキング Walter Gieseking (p) 1953年8月17日、ロンドン、 No.3 Studio, Abbey Road |
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