| Mozart con grazia > 教会音楽小品 > テ・デウム |
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K.141 (66b) テ・デウム(汝を崇めまつる) ハ長調Te Deum in C
■編成 4部合唱, 4 tp, bs, og |
「テ・デウム」とは旧約聖書にある一節 "Te deum laudamus"(主よ、御身を讃えまつる)である。 父レオポルトは「私の好きな言葉である」と言っていた。 1767年9月11日、皇女マリア・ヨゼファ(マリア・テレジア女帝の9番めの皇女)とナポリ・シチリア王フェルディナント1世の婚儀のために催される祭典をめざして、一家はウィーンへ旅立ったが、そこではちょうど運悪く天然痘が大流行していた。 一家はオルミュッツに避難したが、ヴォルフガングと姉ナンネルも天然痘にかかってしまった。 このときヴォルフガングは一時的に失明し、危険な状態にまでいったと言われている。 ヴォルフ医師(Joseph Wolff)のお陰で二人は奇跡的に助かったことから、父レオポルトは故郷の家主ハーゲナウアーに喜びに満ちた手紙(1767年12月10日)を送っているが、その手紙の冒頭にこの言葉「Te deum laudamus」が書かれている。
この曲の「テ・デウム」は、その一節を用いて4世紀ミラノの聖アンブロジウス(Aurelius Ambrosius)が作った賛歌をもとに作ったもので、ヘンデル、ハイドン、ヴェルディなど多くの作曲家も曲をつけている。 少年モーツァルトが作ったこの曲はミハエル・ハイドンの作を模倣し、父レオポルトが添削した習作とみられ、「ドミニクス・ミサ」(K.66)に近い時期の作品と位置づけられている。
ハーゲナウアー師の初ミサのためのK66の荘厳ミサにきわめて近い。 ミヒャエル・ハイドンがこれより十年以上も前に、ハンガリーのグロッスヴァルダインで作曲した曲を、ほとんど各小節ごとに模倣していることが発見されて、非常な謎を呼び起こしたが、最近の研究によれば、モーツァルトの自筆の楽譜の一部と、レオポルトの添削のおかげで、このテ・デウムは紛れもなく彼の作品であることが立証されている。
(中略)
早いテンポと和声的な発声は、この聖アンブロジオの賛歌の歌詞のもつ韻律と意味に非常に巧みに合致しており、終曲の二重フーガは格調の高さを示す出来となっている。[ド・ニ] pp.59-60
■演奏
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CD[PHILIPS 422 749-2〜753-2] t=6'47 ライプツィヒ放送合唱団、ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団 1979年2月、1981年2月、ライプツィヒ |
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CD[UCCP-4080] t=6'47 ※上と同じ |
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CD[SRCR-8544] t=6'54 テルツ少年合唱団, シュミット・ガーデン指揮ヨーロッパ・バロック・ソロイスツ 1990年7月 |
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CD[TELDEC WPCS-4459] t=7'28 アルノルト・シェーンベルク合唱団, アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 199012月、ウィーン |
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CD[AUDIOPHILE CLASSICS APC-101.048] t=7'35 Riga Sacrum Chorus and Riga Musicians 1993年、リガ |
■引用文献
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