Mozart con grazia > ピアノ連弾 > ラルゲットとアレグロ (断片)
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2台のピアノのためのラルゲットとアレグロ

Larghetto and Allegro for two pianos, in E flat
  1. Larghetto 変ホ長調 3/8 二部形式
  2. Allegro 変ホ長調 4/4 ソナタ形式(断片)
作曲 1781年秋以降 ウィーン?

 
クロミェルジーシュ宮殿
チェコ語:Arcibiskupský zámek Kroměříž、ドイツ語:Schloss Kremsier
(注)この囲みの内容はフリー百科事典『ウィキペディア』から拝借しています
108小節の未完であるが、シュタドラーの補筆により226小節で完成。 この作品はチェコスロヴァキアのクロミェルジーシュ宮殿(ドイツ語ではクレムジーア城)の資料館で発見されたが、その自筆譜には城主ルドルフ大公(Johann Joseph Rainer Rudolph, 1788-1831)がグルックの作品として記入していたため顧みられることがないまま、モーツァルトの作品番号(ケッヘル番号)が付けられないで、現在に至っている。 しかしその後の研究によりモーツァルトの作品であることはわかっており、新全集に収録されてもいる。
作曲時期については、プラートによる筆跡研究で1781年以降とし、また、タイソンは自筆譜の紙の研究により1782〜83年と推定している。 1781年から1782年にかけてモーツァルトは弟子として有名なアウエルンハンマー嬢ヨゼファ(当時23歳)とさかんに共演しているので、この未完の作品もそのために書いたものであろう。 成立時期について根拠のある推測がなされれば、ケッヘル番号が付けられるであろうが、300番代後半(380〜400)になると思われる。

ラルゲット(36小節)は完全にモーツァルトの手により完成されているが、アレグロの部分(約70小節)は主題の提示で何故か中断している。 総譜は不完全であるが、パート譜では第1ピアノパートの方が強弱などが詳しく書かれてあることから、それは共演者に対する配慮(指示)であり、モーツァルトは第2パートを演奏するはずであったと思われる。 そして何らかの理由で、その共演の機会がなくなり、放置されたのだろう。 ただし、残りの部分も書かれたのだが、それが失われたという可能性も否定できない。

のちにコンスタンツェの依頼によりシュタドラーが補筆完成したといわれているが、そのほかに、バドゥラ=スコダ版、レヴィン版(1992年)がある。

演奏
CD[PHILIPS-422-516-2] t=7'46
バドゥラ=スコダ, デムス (p)
1971年1月、ウィーン
バドゥラ=スコダ補作版
CD[キング K32Y 297] t=5'28
デュオ・クロムランク (p)
1984年9月、東京、ビクター青山スタジオ
CD[VALOIS V4621] t=7'31
バドゥラ=スコダ, デムス (p)
1988年3月、ウィーン
バドゥラ=スコダ補作版
CD[ALCD-1073] t=8'55
渡辺順生、崎川晶子 (fp)
2004年9月、相模湖交流センター
※1790年代のホフマン製フォルテピアノ使用
レヴィン補作をもとに演奏者独自の工夫を加えて
 


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2010/04/25
Mozart con grazia