Mozart con grazia > オペラ > ティトの仁慈
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K.621 オペラ・セリア「ティトの仁慈」

序曲と2幕26曲
La Clemenza di Tito
Opera seria in 2 atti, overture and 26 numbers. Libretto by Caterino Mazzola

編成 fl*2, ob*2, basset-hr(第23曲で), cl*2, fg*2, hr*2, tp*2, timp, vn*2, va*2, vc, cb
作曲 1791年夏〜秋 ウィーン、プラハ

序曲 Allegro ハ長調

第1幕

第2幕

登場人物

原作はメスタージォ Metastasio。マッツォーラ Caterino Mazzola による編集。 皇帝レオポルト2世のボヘミヤ王即位戴冠式のために。1791年9月6日プラハ国立劇場で、皇帝皇妃の臨席のもとに、モーツァルトの指揮で上演された。

作曲の期間が短く(依頼を受けてから18日間で作った。プラハへ向う馬車の中でも書いていたという)、台本もあまり良くなく、 さらに作曲者自身の体が弱っていたため、必ずしも霊感豊かな作品にはならなかったといわれているが、この種の真面目な内容にはモーツァルトはあまり乗り気でなかったのが本当の理由ではなかろうか。 劇の内容は、ローマ皇帝ティトゥスが先王の娘や信頼していた部下に裏切られながらも、罪を悔いたこれらの人達を許してやる。 オペラを見た皇妃は、この音楽は「ドイツ人の汚物」だと言ったという。モーツァルト一行は9月半ばにウィーンに帰った。

あらすじ

先帝の娘ヴィテリアは皇帝ティトがベレニーチェを愛していることに嫉妬していた。ベレニーチェが国外追放されると、今度はセストの妹セルヴィリアを后にしようとした。 ヴィテリアは、自分に気があるセストを利用してティトの暗殺を図る。セルヴィリアはアンニオが好きであることをティトに打ち明けると、ようやくティトはヴィテリアを后に決めた。 しかし暗殺の計画は既に実行されていた。ところがティトは無事で、暗殺者の方が殺される。そしてセストが首謀者として捕まった。 すべてを告白したヴィテリアに、ティトは怒るが、最後に許すので、人々は彼の偉大な慈悲をたたえる。

スタンダール評

優しい愛情のみが各人物を動かしている。友人に向い「君の罪を私に打ち明けたまえ。君といるのは親友だよ」と話しかけるティトゥスより優しいものがあろうか。 フィナーレでティトゥスが「友人になろう」という言葉は、冷酷無比の税収吏をさえ泣かせる。

全曲演奏

LD [ポリドール WOOZ 24024/5] t=136分
演出 : ポネル Jean-Pierre Ponnelle
タピー Eric Tappy (ティート, T), トロヤノス Tatiana Troyanos (セスト, Ms), ネブレット Carol Neblett (ヴィテッリア, S), ハウエルズ Anne Howells (アンニオ, Ms), マルフィターノ Catherine Malfitano (セルヴィーリア, S) リドル Kurt Rydl (プブリオ, Bs), レヴァイン指揮ウィーンフィル, ウィーン国立歌劇場合唱団
1980年5月、ローマ

一部演奏
CD[BMG 74321306202] t=4'55 (序曲)
Andreae指揮 Tonhalle-Orchester
1949年
CD[ドイツ・シャルプラッテン 22TC-280] t=5'54 (序曲)
スウィトナー指揮シュターツカペレ
CD[PHILIPS PHCP-10551] t=5'10 (序曲)
ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ
1986年
CD[Campion Records, CAMEO 2003] (9) t=6'39
ラウニヒ (Sopranist)
1989年
CD[UCCG 1091] (9) t=5'57
コジェナー (Ms), スヴィエルチェフスキー指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
2001年9月、プラハ

編曲
CD[EMI 7243 5 55513 2 0] t=14'21
トリオ・ディ・クラローネ (basset-hr)
1988年
※ R.Schottstadt編曲
CD[harmonia mundi 3903008] t=14'46
ブダペスト管楽
1989年
※ Triebensee編曲
CD [NAXOS 8.570027] t=28'24
Saxonian Wind Academy
2006年3月
※ Triebensee編曲

 



ヴィテリアのロンド "Non piu di fiori"

1791年4月26日、プラハの王室国立劇場でドゥーシェク夫人は慈善演奏会を催し、ヴィテリアのロンド

今はもう、花で
美しい愛の鎖を作りに
婚姻の女神ヒメネスが
天から降りて来ぬように。
 ごつごつと太い
綱に縛られ
死が私に向って
やってくるのが見える。
 不幸な私! 何という恐怖!
ああ、皆は私のことを何と言おう!
でも私の苦悩を見た者は
私に憐れみを感じてくれるでしょう。
(小瀬村幸子訳)

を歌った。 この曲にはバセット・ホルンの助奏があり、アントン・シュタドラーがこのとき演奏したらしい。
この曲はオペラの作曲に先立って(ドゥーシェク夫人の演奏会のために?)作られていた。

参考

演奏
CD[WPCS-21094] (23) t=7'47
ポップ (S)
1993年
CD[POCA-1132] (22-23) t=8'56
オッター (MS)
1995年、ロンドン

 



 
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2001/07/27
Mozart con grazia