Mozart con grazia > オペラ > 「後宮からの誘拐」
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ジングシュピール「後宮からの誘拐」 K.384

序曲と3幕21曲
Singspiel in 3 Akten, overture and 22 numbers. Libretto by J.G. Stephanie
編成 2 fl, picc, 2 ob, 2 cl, 2 basset-hr, 2 fg, 2 hr, 2 tp, トライアングル, シンバル, 大太鼓, timp, 2 vn, 2 va, vc, bs
作曲 1781年7月30日〜82年5月19日 ウィーン

序曲 Presto ハ長調

第1幕

第2幕

第3幕

登場人物

ブレッツナー Christoph Friedrich Bretzner の台本を、シュテファニー弟 J. Gottlieb Stephanie が編集。ヨーゼフ2世の依頼で。

台本は前年7月30日に受け取っている。前年9月中旬にウィーンを訪問したロシアの大公の歓迎行事で演奏される予定だったが、 大公のウィーン訪問が11月に延期になり、しかも歓迎オペラとしてはグルックの旧作が選ばれた。しかしそれが結果的にモーツァルトに幸いし、彼は組み立てから真剣に考え直すことができた。 作曲の仕方について前年9月26日の手紙で詳しく父に説明している。以前のどのオペラもしのぐ傑作となった。序曲は打楽器を用いてトルコ風の色彩を表し、 プレストにはさまれた中間部ではベルモンテのアリアの旋律を用いている。上演は宮廷内の妨害でかなり延期されたが、ようやく皇帝の命令がでて、7月16日ウイーンのブルク劇場で初演。 大成功でグルックも高く評価した。初演の役者は1年前に彼が父に予告していた通り、当時のドイツ・オペラの一流メンバー :

皇帝ヨーゼフ2世が「音楽が多すぎる」と言ったのに対して、 彼が「ちょうど必要なだけの音符です」と答えたという有名な話がある。その後繰り返し上演された。プラハでの「フィガロ」についで、彼のオペラの中で生前最もヒットした。 ただし「ドイツ語オペラ」であるがために、彼は依然として本当のオペラ作家の第一人者として評価されないままだった。

あらすじ

文献

演奏(全曲)
CD [POCL-4068/9] (2枚組)
Konstanze リップ (S), Blondchen ローゼ (S), Belmonte ルードヴィヒ (T), クリップス指揮ウィーン・フィル&ウィーン国立歌劇場合唱団
1950年
LD [東映 LSZS00177] t=120分
Konstanze スミス・マイヤー, Belmonte ウーデ, Blondchen ステルンベルガー, Osmin トーマンシェウスキー, Pedrillo ペーペル, Selim ハーゼロイ, ブロムシュテット指揮ドレスデン国立歌劇場合唱団・管弦楽団
演出 クップファー
LD [ポリドール POLG 9044/5] t=147分
Selim ホルツマン, Konstanze グルベローヴァ, Blondchen グリスト, Belmonte アライサ, Pedrillo オルト, Osmin タルヴェラ, ベーム指揮バイエルン国立歌劇場合唱団・管弦楽団
演出 エファーディング / 1980年4月
※バイエルン国立歌劇場において、ベームが86歳で亡くなる前年に指揮したライブ。
LD [クラレ KYLC-10001,2] t=152分
Konstanze スエンソン, Blondchen ハルテリウス, Belmonte ブロホヴィツ, Pedrillo フィンク, Osmin リドゥル, Selim ハービヒ, ジェルメッティ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団・南ドイツ放送合唱団
演出 ハンペ
※1991年シュヴェチンゲン音楽祭より

演奏(一部)
CD [ドイツ・シャルプラッテン 22TC-280] t=4'26(序曲)
スウィトナー指揮シュターツカペレ
1976年
CD [SONY SRCR-8948] t=4'33(序曲)
ヴァイル指揮ターフェルムジーク・バロック
1990-91年
CD [EMI TOCE-6819] (11) t=8'47 (19) t=3'26
ローテンベルガー (S), 他
1966年
CD [ポリドール POCL-1076] (17) t=3'23
ユングヴィルト (Bs)
1971年
CD [PHILIPS 28CD-3235] (10)「なんという変化が—悲しみが私の運命になってしまった」 t=8'49, (18)「ありとあらゆる拷問が」 t=7'49
キリ・テ・カナワ Kiri Te Nakawa (S), テイト指揮 J. Tate (cond), イギリス室内管弦楽団 English Chamber Orchestra
1987年
CD [Teldec WPCS-21094] (11)「どんな責苦があろうとも」t=10'26
ケニー Yvonne Kennt (S), アーノンクール指揮 N. Harnoncourt (cond), チューリヒ歌劇場モーツァルト管弦楽団
1985年
CD [東芝 EMI TOCE-55200] (10)「悲しみが私の運命になっている」t=6'36, (11)「ありとあらゆる呵責が」t=9'01
ナタリー・デセイ Natalie Dessay (S), ラングレ指揮 Louis Langree (cond), ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団 Orchestra of the Age of Enlightenment
2000年8月〜9月、ロンドン、 Air Studios

 

編曲

● モーツァルト自身による「木管合奏版」
だんだん人気が出てきた自分のオペラをバンド用に編曲しようとして7月20日に手紙で父へ知らせているが、その楽譜は行方不明だった。 1983年オランダの学者ブロムヘルトがドナウエッシンゲンにあったこのオペラの管楽用の編曲譜を子細に検証しているうちに、その無名の編曲者はモーツァルト自身であると結論し、真作と認められた。

ほかにモーツァルトはピアノ用にも編曲したというが、残念ながら完成されなかった。

演奏
CD [ポリドール POCL-1019] t=61'33
ブロムヘルト指揮アマデウス管楽Ens
1988年

 

● その他の作曲家による編曲

[ ヴェント編 ]

CD [harmonia mundi 3903008] t=10'05
ブダペスト管楽Ens
1989年, 4曲演奏

[ 編曲者不詳 ]

1799年ボンのジムロック社から「2つのフルートまたは2つのヴァイオリンのための二重奏」として9曲が編曲され出版された。

CD [POCG-4131] t=17'25
シュルツ (fl), シェレンベルガー (ob)
1987年, 6曲演奏

 

二重唱「なんたる恐ろしき戦慄」 K.389 (384A)

Duet for 2 tenors "Welch angstliches Beben" (fragment)
編成 fl, ob, fg, 2 hr, 2 vn, va, bs
作曲 1782年4月か5月 ウィーン

シュテファニー詞。 「後宮からの逃走」でベルモンテとペドリロの二重唱として書いたが、スケッチとピアノ伴奏のみの未完成。
 


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2004/08/29
Mozart con grazia